マイペースな仕事とは自分の好きなようにやることではない
仕事では、売り上げやノルマ、成果、進行状況など、いろいろなことに注意を払わなければいけません。しかし、これらは本人が努力すれば常に良い結果が得られるというわけではありません。
他人や環境、タイミングなどの要素によって、マイペースに仕事が進めらないということも多いです。マイペースに仕事を進めるということは、自分の好きなように仕事をするのではなく、自分が理想とするペースで仕事を進められることを指します。
マイペースな人向けの仕事10個
上記で述べた通り、マイペースに仕事を進めるということは、自分の好き勝手なペースと質で仕事を進めることではありません。雇用される側であれば、雇用主や顧客などに合わせた仕事をする必要があります。
しかし、仕事の内容によっては最低限のルールはあるものの、マイペースに仕事を進めることができることもあります。マイペースな性格をした人はそれらの仕事に向いている可能性があります。
マイペースな人向けの仕事1:営業職
営業職は自分で仕事のスケジュールを管理しながら、場合によっては1人で他の社員の目を気にせずに仕事を進めることができ、いつ、どこに、どのような形で営業を行うかを自分で決めるため、マイペースに仕事を進めることができます。
ただし、営業にはノルマがあったり、顧客に合わせてスケジュールを組む必要があったりなどはします。また、決して他の社員の目がないからと、サボれるというわけではありません。
マイペースな人向けの仕事2:事務職
事務職の仕事の中には、あらかじめ、いつまでに何をしないといけないかが決まっている仕事があります。給料計算や支出の計算などがこれに当たります。
会社によってルールは異なりますが、決められた期日までに、これらの仕事は終えていれば問題ないということは多いです。そのため、仕事が期日までに終わらせられるのであれば、いつ、どのタイミングで、どの仕事をするかはマイペースに決めることができます。
マイペースな人向けの仕事3:ドライバー
ドライバーにはタクシーや、運送、宅配などいろいろな種類があります。タクシードライバーであれば、歩合制となっていることが多いため、マイペースに仕事の量を決めることができます。
また、運送や宅配ドライバーは時間内に荷物などを目的地に運べれば良いので、マイペースに仕事を進めることができます。
しかし、基本的にドライバーの仕事は必要最低限の仕事量だけでもかなり多いため、常に効率を求められることにはなります。
マイペースな人向けの仕事4:警備員
警備員の仕事には巡回や見回り、車の誘導などいろいろな種類があります。しかし、複数人の人と一緒に警備の仕事をすることになっても、現場では基本的に人と会話したり、仲間と連携を取ったりなどの、人と密に関わるようなことが少ないです。
また、建物の警備などでは、巡回や見回りなどの時間が決められていることはあるものの、他人に仕事のペースを合わせることもないので、マイペースに仕事を進められます。
マイペースな人向けの仕事5:自営業
自営業であれば、いつ、どれだけ、何の仕事をするにも自分で決めることができるため、マイペースに仕事を進めることができます。ただし、自営業の場合は自ら売上を出して収入を確保する必要があります。
そのため、マイペースに仕事は進めることができますが、基本的には収入を確保するために、常に何らかの仕事をしているような状態にはなります。
マイペースな人向けの仕事6:フリーランス
フリーランスも自営業と同様に、いつ、どれだけ、何の仕事をするにも自分で決めることができるため、マイペースに仕事を進めることができます。ただし、自分で仕事も収入も確保しないといけないことも自営業と同様です。
また、フリーランスの場合は仕事を得られるだけの、何らかの技術を持っている必要があり、自営業以上に収入にたどり着くまでが大変です。
マイペースな人向けの仕事7:ネットビジネス
ネットビジネスにはYoutube、アフィリエイト、ブログ、せどり、ネットショップなどがあります。これらネットを利用したビジネスは収入を得るための準備や仕組みに手間がかかりますが、実働すると自身が動かなくても、ネット上の仕組みから収入を得られるようになります。
ただし、収入を得るまでの戦略や知識、労力が必要で、また取り組めば誰でも収入が得られるというものではありません。
マイペースな人向けの仕事8:農業
農業は人ではなく自然を相手にするため、煩わしい人間関係が少なくて済みます。また、作物が育てば良いので、その育て方や仕事の流れなどをマイペースに決めることができます。
また、農業は国や自治体から優遇されることも多いので、自営業と比べるとリスクも低いです。ただし、農業の世界には昔からある独特な人間関係や、暗黙の了解なども多いため、新規参入する際には注意が必要です。
マイペースな人向けの仕事9:アーティスト
音楽や絵画や彫刻などの芸術に関する仕事をしている人は、基本的に創作活動をしているため、作品を作る際に納期やノルマなどがありません。
そのため、発想が生まれたときに作った作品を展示や販売することになるため、マイペースに仕事を進めることができます。
ただし、芸術作品で収入を得られる人は、よほどの才能がある人なので、多くの人は収入を得ることなく挫折してしまうことが多いです。
マイペースな人向けの仕事10:内職
自宅での内職作業は、決められた期間内に決められただけの仕事を済ませることができれば良いので、マイペースに仕事を進めることができます。
ただし、内職では、ある程度の作業時間が確保できないと決められた量の仕事をこなしていくことはできないこともあります。そのため、時間が余っている人や、時間に融通が効く人に向いている仕事となります。
マイペースでも仕事ができる人の特徴3つ
マイペースに仕事をする人は、他人との連携を考えなかったり、自分のペースで仕事を進めるため作業が遅いなどのネガティブな印象を持たれることがあります。
しかし、マイペースな性格をした人の中でも、優れた能力を持っていたり、仕事で成果を上げている人もいます。このようなマイペースで仕事ができる人にはいくつかの特徴があります。
マイペースでも仕事ができる人の特徴1:自分の時間軸で生きている
マイペースな人は他人や環境などに影響されず、他のことに時間を取られることが少なく、常に自分のペースを保つことができます。そのため、余計なことに時間を取られることが少なく、やるべきことに集中することができ、仕事の効率を上げることができます。
ですが、自分のペースを優先するため、他人からはその考えが理解できなくて、変な人や自分勝手な人と勘違いされてしまうことがあります。
マイペースでも仕事ができる人の特徴2:自分で自分の仕事をコントロールできる
マイペースな人が自分のペースを保つことができるのは、自分に何ができて、何ができないのか、自身のことをよく把握できているためです。そのため、与えられた仕事に対して、必要な時間や、得られる成果を正確に予想することができます。
また、自分の裁量を超える仕事の場合には、はっきりと自分にはできないとわかるため、その場合にはどのような解決策が必要かも判断でき、常に仕事で結果を出すことができます。
マイペースでも仕事ができる人の特徴3:仕事に生かせる能力をたくさん持っている
マイペースな人は周囲からネガティブな印象を持たれることもあります。しかし、自分のペースを維持できるということ自体が高い能力でもあります。
先に述べた通り、マイペースな人は自分の能力を把握して、自分の優先すべきことを正確に判断することができます。また、これらの特徴からマイペースな人はトラブルの対処で特に力を発揮し、すぐに現状把握とするべきことを冷静に判断することができます。
マイペースで仕事をこなしましょう
マイペースな人は周囲からネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。ネガティブな印象を持たれてしまうネガティブな人は、自分勝手なペースで物事を進める人です。
ですが、優れた意味でのマイペースな人は自分の能力を把握し、周囲の環境でペースを崩さないという高い能力を持っています。そのため、マイペースに仕事をこなせるようになることを仕事の目標にしましょう。