アポ無し飛び込み営業の実態
アポなしで飛び込み営業をされて、困ってしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。断ってもしつこく居座り続ける営業マンは、とにかくうざいと思うことでしょう。
世間一般ではアポなしの飛び込み営業は嫌われて迷惑がられているのにもかかわらず、どうしてこうもなくならないのでしょうか。
ここではまず、うざいアポなし飛び込み営業の実態をご紹介していきます。
営業する方のメリット
「アポなし営業は問答無用ですぐに追い出す」という方も少なくないことでしょう。ですが、アポなし営業がなくならないのは、営業マンにとって一定のメリットがあるからです。
あえてアポをとらないことで、あらかじ門戸を閉ざされるリスクを減らすことができますし、ランダムに飛び込み営業をすることで、より契約数を増やす可能性がアップするでしょう。
飛び込み先に営業を断られることもあれど、契約を勝ち取れることもあります。
営業する方のデメリット
アポなし営業には営業マンに一定のメリットがある一方で、それを超えるほどのデメリットも存在します。
アポなしで飛び込み営業をした場合、留守で徒労に終わってしまったり、留守でなくとも担当者・責任者が不在で営業をする相手がいないということもありえます。
また何より、飛び込み営業は「うざい」と嫌われるものですので、飛び込み先に冷たく断られ、そのたびにストレスを感じることでしょう。
営業される側のメリット
「うざい」「迷惑」と嫌われがちな飛び込み営業ですが、実は営業される側にもメリットがないわけではありません。
営業マンの提示する契約内容が魅力的だった場合、わざわざこちらから出向いたり情報収集をする必要もなく、その契約内容を手にすることができます。
また、現在検討中の別の契約と、飛び込みの営業マンが持ってきた契約の話とを比較し、自分にとってよりよいものを選択することもできるでしょう。
営業される側のデメリット
営業される側に飛び込み営業は一定のメリットがあるとは言え、やはりデメリットのほうが多いことは否定できません。
アポなしで急に飛び込み営業をされると、それだけで「うざい」と不快に感じるものですし、断ってもしつこく契約をもちかけてくる営業マンに煩わされ、時間も無駄にされてしまうでしょう。
アポなしの飛び込み営業を受ける人の多くは、それによって強いストレスと怒りを感じています。
飛び込み営業がうざい理由5選
飛び込み営業を歓迎する人は、世の中では圧倒的少数派です。「うざいし迷惑だ」と、飛び込み営業に否定的なイメージを抱いている人のほうが多いことでしょう。
しかし、なぜ飛び込み営業はこうもうざいと思われてしまっているのでしょうか。ここからは、飛び込み営業がうざい理由を詳しくご紹介していきます。
営業マンの方は、ぜひ以下を参考にして、自分の営業方法がうざいと思われないように反面教師にしてみてください。
1:営業電話がうざい
飛び込み営業がうざい大きな理由は、その営業電話にあります。こちらの都合お構いなしに頻繁に電話をしてきては、一方的に話をし、契約を迫ってくる営業電話はうざい以外の何物でもないでしょう。
また多くの場合、自分の電話番号を相手先が知っているはずはないのに、電話番号を含む自分の個人情報をどこから入手したのか疑問に感じるため、強い不快感を抱くはずです。
2:ビジネスマナーが悪くてうざい
ビジネスマナーが悪いということも、飛び込み営業がうざいと思われる理由のひとつでしょう。
もちろん礼儀正しい営業マンがいないわけではありませんが、残念ながらそのようなケースはまれです。
多くの場合、きちんとしたビジネスマナーを身につけていない状態の人間が飛び込み営業をしてくるため、その礼を失した態度に思わず「うざい」と叫んでしまいたくなるほど、イライラすることでしょう。
3:営業がしつこくてうざい
飛び込み営業がうざいと思われる理由のひとつに、その営業方法がしつこすぎるということも挙げられます。
こちらが断るとすぐに身を引く営業マンは稀で、多くの場合、はっきりと拒否の意思を見せたとしてもこちらのことはお構いなしで、しつこく食い下がってくるのが飛び込み営業の特徴です。
また、断ったにも関わらず何回もしつこく電話をかけてくる営業マンも多いでしょう。
4:営業がいい加減でうざい
営業の仕方がいい加減であるということも、飛び込み営業がうざいと思われる原因です。中には、最初からタメ口で契約を迫る営業マンさえいます。
真面目で誠実に飛び込み営業をする営業マンはほとんどおらず、投げやりで客をなめたような態度で接してくる営業マンが多いため、そのような人間にしつこく契約をもちかけられたならば、どんな人であろうと「うざい」「腹が立つ」と感じることでしょう。
5:営業トークがうざい
ほとんどの営業マンは、お決まりの「営業トーク」を使って飛び込み先のハートをゲットしようとします。
営業トークは必ずと言っていいほど胡散臭く、大げさにメリットを強調してデメリットを隠そうとするものですし、それを客側も十分に見抜いているため、余計にうざいと感じてしまうことでしょう。
また、杓子定規の営業トークを使う営業マンは、不誠実な印象をもたれてしまいます。
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アポ無し飛び込み営業がなくならない5つの理由
何度も迷惑な飛び込み営業を受け、心底迷惑しているという方も少なくないことでしょう。これほどまでに世間から嫌われているにもかかわらず、どうしてうざいアポなし飛び込み営業はなくならないのでしょうか。
ここでは、アポなし飛び込み営業がなくならない理由を5パターンご紹介していきます。
理由1:ネットを使用しない層をターゲットにしている
アポなし飛び込み営業がなくならない最大の理由は、ネットを使用しない高齢者をターゲットにしているからです。
若い世代ならばネットを通じて契約をするのが一般的ですが、高齢者などパソコンやスマホが使えない人の数も少なくなく、そのような層を取り込むためには、アポなしで飛び込み営業をするのが最も効率的です。
また実際に、高齢者に営業をして契約が取れることも多いため、余計にアポなし営業はなくならないのでしょう。
理由2:新人研修
企業の中には、新人研修の一環としてアポなし飛び込み営業を新入社員に課しているところもあります。
アポなし飛び込み営業を成功させるためには何よりもまずコミュニケーション能力が不可欠であり、社会人として必須の対人スキルを身につけることになると考えられているため、新人全員に飛び込み営業をさせている企業も少なくありません。
また、客に断られる経験をさせることで新入社員の「精神修行」にもなると考えています。
理由3:ついで営業
アポなし飛び込み営業がなくならないのは、ついで営業としてそれが位置づけられているからです。
他の仕事のついでに、すき間時間ができた時にアポなし飛び込み営業を行うことで、少しでも時間のロスを減らし、利益を上げたいと考えている会社も多いでしょう。
理由4:これまでの慣習
これまでの慣習をただ漫然と続けているということも、アポなし飛び込み営業がなくならない理由のひとつです。
明らかに客に迷惑がられ、新規顧客の獲得において全く効率的でないことが明らかであるにもかかわらず、「昔からずっと続けてきたことだから」と「伝統」や「習慣」を理由に、アポなし飛び込み営業をやめようとしない企業も少なくありません。
理由5:訪問数がノルマになっている
会社によっては、社員にアポなし飛び込み営業の訪問数のノルマを課しているところもあります。
会社によって設定された訪問数のノルマを達成しなければ指導や叱責を受けたり、ひどい場合には減給や解雇などもありうるため、恐怖に駆られて飛び込み営業をせざるを得ない状態になっているのでしょう。
顧客のニーズを察知する営業をしましょう
今回はうざいアポなし飛び込み営業について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
相手に「うざい」と思われてしまうと、たとえどんなに魅力的な契約内容であっても断られてしまうものですので、そうならないためにも相手の気持ちに配慮しながら、顧客のニーズに合った営業をするように心がけましょう。
顧客の求めるものを察知し、それにぴったりと合う案件を持ち掛ければ、きっと契約を取ることができるはずです。