交渉の基本を知れば成功率アップ!
「交渉」と聞くとすごく難しいものと思われる人もいるでしょう。しかし、交渉は難しいものではありません。
ポイントを抑えれば、会社での給料交渉やデートのお誘いなどあらゆる場面で使うことができるのが交渉術です。この記事では、成功率アップが期待できる基本の交渉術について紹介していきます。
基本の交渉術10選
交渉を成功させるには基本の交渉術をマスターすることが大きなカギとなります。
これから交渉術の基本をきちんと習得することで、日常生活やビジネスなどいろいろな場面において交渉を成功へと導きます。たくさんの交渉術の中から、基本の10選を紹介していきます。
基本の交渉術1:情報収集を徹底する
交渉を成功するにあたって、情報収集は基本です。
交渉は自分の言い分だけを一方的に相手に聞かせることではありません。交渉相手とお互いにコミュニケーションをとりながら詰めていく必要があります。そのため、交渉したい事柄の情報をきちんと把握しておくことが必要です。
交渉の場において、「現在このような状況なので、こういう風にしたい」というように自信の訴えをよりクリアなものにすることができます。
基本の交渉術2:条件を決めておく
交渉を成功させるには、あらかじめ譲れない条件を決めておくことが交渉術の基本です。
条件とは、「これだけは譲れない」といういわゆる「こだわる条件」です。
自分自身にとっても譲れない条件を最初に明示することで要望をよりはっきりと相手に理解してもらいやすくなります。さらに相手の譲れない条件も最初に決めておくことで、交渉相手からOKをもらいやすくなります。お互いに条件を決める基本は必ず押さえておきましょう。
基本の交渉術3:代替案を考えておく
もしも交渉がうまくいかなかった時のために代替案を用意しておくのが交渉術の基本です。
もしも今から行う交渉がうまくいかなかった時でも、他の手をあらかじめ考えておくことで心に余裕が生まれます。心に余裕が生まれた結果、頭がリラックスし、その場でいろいろな案を提案することができます。
さらに、失敗した場合を事前に考えておくことで交渉の結果が予想外のものになることも防ぐことができます。
基本の交渉術4:第一印象は良い印象を残す
交渉を成功させるには、まず「この人は真面目そうだ」「うまくやってくれそう」という良い印象を与えるのが交渉術の基本です。
最初に人が与えた印象は、その後にもずっと続くと言われています。つまり、第一印象が良いものであれば、その後の交渉もうまくいく可能性が高まります。
第一印象をよくする方法は、顔のヒゲや髪の毛の手入れ、服装の清潔さなどがあげられます。話す内容だけでなく、外見を見直すことも交渉術の基本です。
基本の交渉術5:相手の特徴を理解しておく
相手の特徴をしっかりと理解しておくことは、交渉術の基本です。
人間にはそれぞれ交渉の場において表れる特徴があります。「この人は結論を先に述べることを好む人」「この人は確かな根拠がないとなかなか信用しない人」など、いろいろなパターンがあります。
交渉を行う前に、事前に相手の特徴やクセなどを把握しておくのが基本です。特徴をしっかりと理解しておくことで、交渉をより良いものに導きましょう。
基本の交渉術6:立ち位置を使って会話を有利に
立ち位置を効果的に使って、交渉を有利に進めることは交渉術の基本的なテクニックです。
例えば、お互い正面に向き合う立ち位置は「対立」を生み出しやすくなります。対抗するのではなく仲間として認識してもらうことで、交渉がスムーズになります。
オススメの立ち位置は交渉相手の斜め前が基本です。適度に距離も保たれており、なおかつ親近感の湧く位置であると言えるでしょう。相手の顔もはっきり見ることができます。
基本の交渉術7:大きな要求を出して交渉する
最初に大きな要求をして断られてから、本来の要求を出して、のんでもらいやすくする交渉術です。
大きな要求を先に出して交渉する手法はとても有名で交渉術の基本とも言われています。
訪問販売員が最初にドアが開いた瞬間に顔を突っ込み断られた際に「お話だけでも聞いてもらえませんか」と言って販売を行うことからドアインザフェイスと名前が付いています。
最初の要求が交渉のベースとなるため、最初の要求が大変重要です。
基本の交渉術8:小さな要求を小出しにする
いくつかの簡単な要求を出していき、最後に本来の要求を提示する基本の交渉術です。
例えば、日常でも服屋さんなどでこの手法がよく使われています。最初に店員は「ご試着できますよ」と言って客を試着に促します。その後店員は「よければこちらのスカートに合わせるともっと素敵ですよ」とさらに別の商品を持ってきます。
最終的に客は2着の洋服を購入します。最初の要望をのんでしまったため後の要望も断りにくくなる手法です。
基本の交渉術9:お互いが得することを探す
自分自身にも相手にもメリットのある交渉をするのは、基本の交渉術です。
自分の要求を交渉相手にのんでもらう代わりに、相手にとっても良い条件を提示することで交渉を成功しやすくする基本テクニックです。
この交渉術をマスターするには、交渉の焦点だけでなく相手のことや自分自身のこともしっかりと把握してから臨む必要があります。違う論点から物事を見る必要があります。
基本の交渉術10:自分の要求を明確にしておくこと
交渉は、自分の要求を明確にすることが重要です。
自分自身でゴールをしっかりと把握しておくという基本を押さえていれば、ゴールまでの道筋も明確になり交渉をうまく進めていくことができます。
交渉の着地点をどのようなものにしたいのか、自分自身を含め交渉相手にも明示することで相手もこちらが何を求めているのかが分かりやすくなります。
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交渉を有利に運ぶ5つの心構え
交渉を有利に働くためには、大切な5つの心構えがあります。
前半で紹介したたくさんの交渉テクニックを使っても、心構えを押さえていなければ交渉が台無しになってしまいます。ここからは、交渉術と合わせて取り入れるとさらに良い5つの心構えについて紹介していきます。
交渉を有利に運ぶ心構え1:最善策を考えておこう
交渉がうまくいかなかった時に、最善策を押さえておきましょう。
交渉の場では、初めから結果が決まっていることも少なくありません。交渉がうまくいかなかった時も、あらかじめ最善策をきちんと考えておくことが重要です。
交渉を有利に運ぶ心構え2:提案をいくつか用意する
いくつかの提案を用意しておけば、交渉が複雑になっても対応することができます。
交渉相手がいる限り、交渉がこちらのシミュレーションどおりには進みません。思わぬ方向に話し合いが進んだ時でも、あらかじめいくつかの提案を用意しておけば軌道修正が可能となるでしょう。
常に一歩先を見据え、あらゆる選択肢を用意しておくことが交渉の場において必要不可欠です。
交渉を有利に運ぶ心構え3:心理的な交渉を使おう
交渉は心理戦とも言われており、心理的手法を行うことで有利に導けます。
まず使わなければいけない心理的手法は、相手の警戒心を解くことです。目の前の交渉相手の表情をうまく汲み取りながら、こちら側の好感度が上がるよう働きかけましょう。
例えば、目の前の相手と同じ動作を行うことでも良い印象を与えることができます。この行為は「カメレオン効果」といって真似をされた相手はその人に対して高い好感度を抱きます。
交渉を有利に運ぶ心構え4:多くの情報収集を心がける
交渉を成功させるには事前に下調べをしてきているかが重要です。
例えば、ある商品の販売値段を決める交渉においては、事前に他の店やインターネットなどでの販売価格の情報を収集していることが大切です。
この商品を〇〇円で販売している店舗が何店あってどれくらい売れているのかなど事前に情報を把握していると交渉相手にも判断材料として提示することができます。
こちらの要望をのんでもらいやすい心構えと言えるでしょう。
交渉を有利に運ぶ心構え5:準備は徹底して空きなく
交渉結果は、交渉前に決まっていると言われているくらい交渉前に事前準備は非常に重要です。
どんなにシミュレーションをしていても、想いどおりにいかないのが実際の交渉現場です。交渉を行う前は、市場調査や他にどんな代替案が考えられるのかなど、交渉がどのような方向に進んでもきちんと着地できるよう徹底して準備しておくことが重要です。
交渉の基本をマスターして活用しよう
交渉の基本をマスターしているとメリットがたくさんあります。
交渉術といってもどれも難しいものではなく、今すぐできる簡単なものがほとんどです。ビジネスの場ではもちろん、日常生活でも役立つ交渉術の基本を押さえてより良い日々を送りましょう。