リーダーシップとは?リーダーシップに必要な能力10コ

スキルアップ

リーダーシップとは?

リーダーシップとは指導者になる資質のことです。リーダーシップについては長年議論・研究がされてきました。リーダーシップには先天的な資質や育った環境があると考えられています。

また、リーダーシップに独裁性はなく、自由な選択肢の中でのカリスマ的な行動からくる優れた指導力という意味です。

リーダーシップには知性と揺るがぬ理念、そして目標に向かって人々のモチベーションを高め引っぱっていく、強い指導力が必要です。

リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップとマネジメントの違いは、リーダーシップが変革を行う攻めの姿勢で、マネジメントが管理をする守りの姿勢だということです。

マネジメントは組織全体の人員や仕事を管理してまとめあげ、計画を立案して安定した状態で運営をするという役割があります。リーダーシップには、目標を設定して従業員に動機付けと啓発を行い、組織を良い方向へと変化させていく躍進的な役割があります。

リーダーシップに必要な能力10コ

現在の社会では、マネジメントよりもリーダーシップが必要とされています。リーダーシップを発揮するためにはさまざまな資質が必要です。以下に、リーダーシップに必要な能力10コをご紹介していきます。

1:目標設定能力

目標設定能力とは適切な目標を見つけられる能力です。目標を持つと向上心が伸びるので成果アップが期待できます。しかし高すぎる目標を掲げても達成できなければ挫折感を味わうばかりで、モチベーションが下がってしまい意味がありません。

低すぎる目標設定も、すぐに達成できてしまうので業績アップにつながりません。リーダーシップに必要な目標設定能力を持つために、データ解析などで実績や仕事を可視化できる能力も必要です。

2:学習能力

リーダーシップに必要な学習能力とは、常に謙虚に学び続ける姿勢です。仕事のための勉強は常に必要とされています。また、それらを高いレベルで習得できる学習能力は、リーダーシップにとって必須のスキルです。

リーダーシップを持つためには深い思考能力も必要です。常に謙虚に反省をする思考形態を持っている人は、自己の過ちから自ずと学習ができるからです。

3:判断力

判断力はリーダーシップにたいへん必要な能力です。リーダーはやみくもに決断を示すことはできません。

未来の状況や現在自分たちが置かれた環境をしっかりと把握した上で、過去のデータやAIなどによる予測をもとに、的確で皆に有益のある判断を下す必要があります。

判断力を養うためには、経験値を増やす・必要な知識を学習する・情報を得るための対人スキルを磨くなどの努力が大切です。

4:コミュニケーション能力

コミュニケーション能力とは、人間同士が意思疎通をし合う能力のことです。リーダーシップをとる相手は常に人間です。他人の気持ちに気づけない人は、組織を動かすことはできません。

リーダーシップを発揮したければ、コミュニケーション能力を高める努力をしましょう。人の気持ちを汲むための工夫も必要ですが、他人と共感できるようにいろいろな体験を積むことも、コミュニケーション能力の向上につながっていきます。

5:育成能力

育成能力とは、部下の仕事が向上するように的確な教育・訓練をさせることができる能力のことです。育成能力はコミュニケーション能力がなくては成り立ちません。相手のことをよく理解して、欠点や長所・スキルなどを見極めるためです。

部下の育成のために、その人の成長につながる目標設定をもとに仕事を割り当て、褒める・叱るを的確にしながら、レベルに合わせた試練・苦難を与えて乗り越えることを学ばせます。

6:誠実さ

誠実さとは、私利私欲がなく真心をもって人に対処できることを表す言葉です。ウソをつかない誠実さが、リーダーシップにはとても重要です。

なぜなら、すぐに約束を反故にするような人の意見には真実味がなく、仕事上の信頼関係を結ぶことができないからです。不誠実な対応をしていては、部下や仲間からの尊敬や信用は得られません。何事にも誠実に対応する人が、人々の信頼を得てリーダーシップを発揮できます。

7:責任を取る能力

責任を取る能力はリーダーシップに必須です。リーダーは部下の全責任を取る義務があります。そのための準備やフォローは完全でなくてはいけません。反対に責任能力のないリーダーは無責任で人々の信頼を得ることができません。

責任を取るからといって、リーダーが細かい指示を出し過ぎては部下は成長しません。部下の失敗はリーダーが負うという絶対の信頼関係の中で自由に業務を行ってもらうことが、良いリーダーシップです。

8:業務実行力

業務実行力がなくては部下のお手本になれないので、良いリーダーシップは発揮できません。リーダーは尊敬されて初めてリーダーシップがとれます。

仕事ができないリーダーは、皆を引っ張っていく能力がありません。仕事の処理能力やスキル・専門の知識や技術力など、身に付けられる技能はすべて習得し尽くすぐらいの学びの姿勢がリーダーには必要です。

9:モチベーション管理能力

モチベーション管理能力があれば、人々を活性化させて事業を発展させていくことができます。そのために、リーダー自身がやる気を持ち続けることが大切です。リーダーが常に使命感に燃えて仕事を行っていれば、部下にも自然とその活気が伝わります。

やる気をなくした部下に対していかに動機付けをして仕事に対する興味を持たせるのか、人々のモチベーションをいかにして保ち続けるのかは、その人のリーダーシップにかかっています。

10:寛容性

リーダーは寛容でなくては、多様化した人事の中でリーダーシップは発揮できません。リーダーシップに寛容性は欠かせません。なぜなら、ただ突き進むだけのリーダーに付いていく人はいないからです。

異質な意見を受け入れる度量がなくては、大勢の人を導いていくことはできません。同じ能力を有している人ばかりの集まりではない可能性もあります。人それぞれのレベルや個性に合わせる寛容さが、リーダーシップには必要です。

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リーダーが行うべき行動8つ

リーダーが行うべき行動8つについてご紹介していきます。ここからは具体的に、リーダーシップをとるために必要な行動を定義していきます。

リーダーとは、優れた上司でありながら優れたプレーヤーでなければなりません。部下に模範を示し、的確な目標設定と効率的な計画を立てて皆のモチベーションを上げながら同時に評価をして、結果を出し続ける存在です。

1:タスクを定義する

タスクを定義するとは、仕事の目標や課題を具体的・現実的に明確にすることです。リーダーはチームの人々に仕事の目的や目指す結果を、最初から目に見える形で打ち出す必要があります。

具体的な数値やグラフなどのイメージに表して、業務遂行の目的を明確にすることが大切です。その際に、仕事の期限や達成可能かどうかなどの細かい説明もして、この仕事を行う意味を皆に理解してもらえるようにすることが重要です。

2:計画を立てる

リーダーは上手に計画を立てることが必要です。計画は誰にでもわかるように明確に立てましょう。計画を立てることで納期が明確化され、期限までに充足した仕事を成し遂げることが可能になります。

計画を立てる場合は、もしもの事態に備えて代替案も用意しておくことが重要です。そのために、効率的でなおかつ良い方向へ修正がきくように多少、余裕がある計画の立て方をしましょう。

3:チームの活性化

チームの活性化のために、計画の達成度を皆で報告・確認することが重要です。チーム内のモチベーションを上げるためにコミュニケーションを活性化して、ゴールを明確にして皆の気持ちを同じ方向へ向かわせて一体感を味わいましょう。

仕事が長引いてくると飽きが出てきてモチベーションが下がる傾向があります。そのようなときはチーム内で互いに承認し合ったり、リーダー自ら褒める・チェックするなどの工夫が必要です。

4:効率化する

効率化することでチーム内の仕事の無駄を省きます。効率化できる部分の業務を見つけ出して、時間短縮を行いましょう。場合によってはシステム導入などで最適化を図ります。

仕事の優先順位を明確にして質の高い作業ができるように効率化を行うことで、自社に利益をもたらすことができます。

5:結果を確認する

リーダーは結果を確認して、評価・指導をする必要があります。結果は大切です。目標の数値が出せなかった部下には、次の目標設定に合わせて適切な教育や導きをリーダーが行わなければなりません。部下のプロセスを管理して最適な手法へ切り替えさせる工夫が必要です。

6:動機付けする

部下に動機付けをさせてやる気を起こさせます。結果から、その部下の潜在能力を探り出していきましょう。良い結果が出た部下はさらに業績がアップするように、ストレッチ目標などを掲げてポティンシャルを上げていきます。

部下に技術力が足りないと感じた場合は研修などで補い、モチベーションの低下や体調・人間関係などにも配慮しながら指導を実施します。リーダーが自らやる気を見せながら、上手に動機付けをしていきましょう。

7:組織化する

リーダーは組織を的確に体系化して、各メンバーの配置と役割を明確にする必要があります。組織化する能力がリーダーシップには必要です。組織化とは、知識や情報をチームや組織内で共有化していくことです。チーム内の連絡が密に取れていないと、良い結果は導き出せません。

8:模範を示す

リーダーは模範的な人間であることが望ましいです。模範的な人間は、必ずしも目立つ人物ではありません。自己の努力や忍耐がリーダーシップとして認められるまで、根気よく模範を示し続ける努力が必要です。

チーム内で尊敬や信頼が得られれば、真のリーダーとして皆を良い結果へ導くことができるはずです。

リーダーシップに必要なことを身につけよう

リーダーとして必要な要素を身につけ、真のリーダーシップを発揮していきましょう。

リーダーとしての資質についてご紹介させていただきました。リーダーになることはたいへんなことですが、とてもやりがいのある仕事です。部下とのコミュニケーションやつながりを大切にしながら、皆を良い結果へ導く努力を続けていきましょう。

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