ストーリーラインとは?
ストーリーラインとは物語の流れという意味でプレゼンテーションのときの流れを指して使われている言葉です。
ストーリーラインとは、小説やシナリオでのストーリー展開や起承転結などの筋の流れを表す単語です。
会議や発表会のプレゼンテーションのときに、だらだらとただ説明をするのではなく、ストーリーラインをしっかり考えてから話をすることで、相手に伝わりやすい内容にすることができます。
ストーリーラインの役割
ストーリーラインの役割とは、自分のプレゼンテーション内容を聴き手に正しく伝わるように、相手の思考を誘導することです。
聴き手に自分が何を伝えたいかを正確にわかってもらえるように最善のストーリーラインを作ることが、プレゼンテーションの鉄則です。
その際、論理的な説明をするのは当然ですが、心情的な面も刺激する要素をストーリーラインへ盛り込むことで、相手に共感と高い認識を得てもらうことが可能になります。
ストーリーラインの7つの設計方法
ストーリーラインの7つの設計方法についてご紹介していきます。
ストーリーラインには小説やシナリオの起承転結のような、7つのセオリーがあります。これらを骨子としながらプレゼンテーションを展開させていきます。
以下にそれらについて詳しい説明を載せていきます。ストーリーラインの正しい作り方について理解を深めていきましょう。
1:個々のパートの「位置付け」を理解させる
ストーリーラインの設計方法として、個々のパートの「位置付け」を理解させるやり方があります。
ストーリーラインとは、聴き手に正確にこちらの訴えたいことを理解してもらうための手法です。問題点や結論などの個々のパートの立ち位置をはっきりとさせてから、プレゼンテーションの説明に入ることが重要です。
2:全体像を先に示す
ストーリーラインの設計方法として、全体像を先に示すやり方があります。
プレゼンテーションの際に、まずは全体の流れを説明してから順序立てて説得していく方法があります。プレゼンテーションの流れをいちどしっかりと聴き手の頭の中で想定してもらってから話し始めた方が、相手の理解力を増すことができる可能性が高いからです。
3:思考の自然な流れに逆らわない
ストーリーラインの設計方法としては、思考の自然な流れに逆らわないことです。
ストーリーラインは自然な流れを大切にして設計してください。聴き手の思考を妨げないようなプレゼンテーションの作りを心がけてください。
4:どこの話をしているのかを確認しながら進める
ストーリーラインの設計は、どこの話をしているのかを確認しながら進めることが大切です。
プレゼンテーションを行う場合は、自分がいまどこのどの部分について語っているのかを認識しながら説明していくことが重要です。
5:興味を持続させる
ストーリーラインの設計方法として、興味を持続させる必要があります。
プレゼンテーションの間は聴き手に自分の話に集中してもらわないと、相手に伝えたいことが正確に伝わりません。そのためにストーリーラインは常に刺激的なことの連続になるように設計して、相手の興味を持続させておくことが大切です。
プレゼンテーションをする相手の気を逸らさない内容のストーリーラインを設計することが重要です。
6:相手の立場を思い浮かばせる
ストーリーラインの設計方法として、相手の立場を思い浮かばせる必要があります。
ストーリーラインは常に、プレゼンテーションをする相手の立場になって考えていくことが大切です。
7:受け手が興味のある重要な論点に絞り込む
ストーリーラインの設計方法として、受け手が興味のある重要な論点に絞り込む必要があります。
プレゼンテーションをする相手がいちばん知りたいことは何なのかを目的に、ストーリーラインを設計していきましょう。そこを中心にして話を進めていってください。
あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
名刺が多すぎて管理できない、社員が個人で管理していて有効活用ができていない、そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう。まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。
典型的なストーリーライン
典型的なストーリーラインについてご紹介していきます。
プレゼンテーションにはさまざまな型のストーリーラインがあります。その中でも一般的で聴き手に内容が伝わりやすいタイプのプレゼンテーションを詳しく見ていきましょう。
問題解決型
問題解決型のストーリーラインとは、プレゼンテーションの最初に問題点を指摘して、その要因となったものを明記した上で、解決先を提示していく方法です。
聴き手がもっとも知りたい部分を最初に指摘して、徐々に解決方法をプレゼンテーションしていくストーリーラインの作り方です。コンサルティングなどの営業向きのストーリーラインです。
最後に結論を持ってくることで、推理小説のように人々の関心を引きつけられる手法です。
有数ダウン型
典型的なストーリーラインに、有数ダウン型があります。
例えば株式の売却相談のようにあらかじめ結果がわかりきっているものに対してプレゼンテーションを行う場合は、有数ダウン型のストーリーラインがおすすめです。
プレゼンテーションの際にまずは結論から始めて、その根拠や理論を述べていく手法です。聴き手が経営者のように時間が無く結果を急いでいる人だった場合などにぴったりのストーリーラインです。
起承転結型
典型的なストーリーラインに、起承転結型があります。
起承転結型はストーリーラインの基本です。プレゼンテーションで結論を急ぎたい方は、ハリウッドのシナリオ展開のように起承を1つにした序破急型にしても、ドラマチックでよいでしょう。
起承転結は人間の感情へ順序立てて説明していく方法なので、時間があるときのプレゼンテーションで行うと効果的です。
物語型
典型的なストーリーラインに物語型があります。
プレゼンテーションで物語のように語りかけることで、人々の心情に刺激的に訴えることができるストーリーラインの手法です。結論と結論と間に未来を想定した物語を盛り込むことで、聴き手にこれからのビジョンを想定しやすくさせることができるストーリーラインです。
ストーリーライン設計で差をつけよう
ストーリーライン設計で差をつけて、プレゼンテーションを成功させましょう。
ストーリーラインは正しい方法で計画的に設定すれば、こちらが伝えたいことを正確に聴き手に説明することができる画期的な手法です。聴き手に合わせてさまざまな型のストーリーラインを使用することで、効果的なプレゼンテーションを成し遂げることができます。
正しいストーリーライン作成能力を身につけて、プレゼンテーションを成功へと導きましょう。