ダボス会議2016が行われた時期
ダボス会議2016が行われた時期は、世界が激動を迎えていました。
ダボス会議とは、世界中の政治経済、学究、その他の社会リーダーたちが世界の産業と世界情勢改善に向けて年に1回話し合う場です。この集まりは、世界経済フォーラムと呼ばれる独立の国際機関で、スイスに本部がある非営利財団が主催しています。
スイスで行われたダボス会議2016は、テロ・移民問題とともに第4次産業革命であるAI問題などについて話し合われました。
世界で起こっていた出来事
ダボス会議2016の頃に世界で起こっていた出来事は、テロや移民問題、そしてロボット(AI)などの第4次産業革命です。
ダボス会議2016の頃は、アメリカとロシアの情勢に注目が集まっていました。日本のエネルギー問題も絡み、のちにそれはトランプ政権へと引き継がれていきました。ダボス会議2016の頃は中東情勢も落ち着かず、ISなどの台頭や内乱で苦しい状況にありました。
ダボス会議2016の特徴7つ
ダボス会議2016の特徴を7つ挙げていきます。
ダボス会議2016の大きな特徴は、第4時産業革命です。ロボット(AI)などの未来について初めて話し合われ、ダボス会議2016の翌年にサンフランシスコに第四次産業革命センターが開設されました。その後、日本にも設立されました。
特徴1:参加国の特徴
ダボス会議2016の参加国の特徴は、世界中の国家が集まることです。
経済、政治、市民社会、文化、宗教、科学分野などから多くの専門家とともに、各国首相たちも集まります。
ダボス会議2016では北朝鮮が18年ぶりに参加と見られていましたが、核実験により招待は取り消しになりました。
特徴2:リーダー不在
ダボス会議2016の特徴は、アメリカ・日本などのリーダーが不在だったことです。
安倍総理大臣は国会を優先して不参加でした。アメリカは、ジョー・バイデン副大統領、アシュトン・カーター国防長官、ジョン・ケリー国務長官、ジェイコブ・ルー財務長官の4閣僚が揃いましたが、大統領は不在でした。
特徴3:中国の問題
ダボス会議2016の特徴に、変動の激しい中国の問題が大きなテーマになったことが挙げられます。
懸念された中国経済の失速ですが、依然、好調の波に乗っていました。しかしダボス会議2016では、勝手気ままな部分が大きい中国経済に対して、政策の透明性と市場との対話重視を求める声が多くありました。しかし中国自身はこれに対して沈黙を貫きました。
特徴4:資源価格の下落問題
ダボス会議2016の特徴として、資源価格の下落問題が挙げられます。
アメリカの原油生産拡大などで、原油価格の急落が起こりました。それにより世界経済が急激な下落を起こす恐れがあり、ダボス会議2016で話し合われました。
特徴5:中央銀行の非道義的な政策
ダボス会議2016の特徴に、中央銀行の非道義的な政策が挙げられます。
ダボス会議2016では、アメリカが金利を上げたことにより、アメリカに資金が流れてしまったことが指摘されました。特に新興国の資金枯渇問題が出始めていることが問題となりました。
特徴6:日本について
ダボス会議2016では、日本についてあまり多くは語られませんでいた。
ダボス会議2016で日本の問題が取り上げられなかったことは、良い傾向であると捉えられました。
特徴7:テクノロジーの変化
ダボス会議2016では、テクノロジーの変化が挙げられます。
ダボス会議2016で有名な特徴が、ロボット(AI)などの人工知能です。第4次産業革命と呼ばれています。人工知能AIにより職を追われる人々がいることが懸念されるなか、教育改革や職業訓練の強化などが話し合われました。
ロボット(AI)などのテクノロジーが社会問題を救うとの観点から、ダボス会議2016が行われました。
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ダボス会議2016のGlobal100Index
ダボス会議2016のGlobal100Indexとは、世界中で最も持続可能だと考えられる企業をランキングで100社掲げたものです。
このランキングは毎年、カナダのCorporate Knights社という出版社によって発表されます。ダボス会議2016のGlobal100Indexではアメリカが企業が減り、ランキングが大きく様変わりしました。
それでは、ダボス会議2016の結果をご紹介していきます。
ランクインした企業ベスト10
ダボス会議2016のGlobal100Indexでランクインした企業ベスト10をご紹介します。
一位から、BMW、ダッソー、オートテック、オーストラリア・コモンウェルス銀行、アディダス、エナガス、ダンスク銀行、スターハブ、レキットベンキーザーグループ、シティデベロップメントです。
ダボス会議2016のGlobal100Indexでランクインした企業ベスト10に、アメリカの企業が1社も入りませんでした。
100位以内にランクインした日本の企業
ダボス会議2016のGlobal100Indexで100位以内にランクインした日本の企業をご紹介していきます。
日本からダボス会議2016のGlobal100Indexで100位以内にランクインした企業は、武田薬品工業・シスメックス・アステラス製薬・日産自動車の4社です。
日本は毎年減っていたため、昨年度の1社から4社へと増えて汚名を挽回できました。昨年ランクインしたエーザイは入っていません。
昨年もランクインした企業
ダボス会議2016のGlobal100Indexで昨年に引き続きランクインした企業は、BMW・ダンスク銀行・レキットベンキーザーグループの3社です。
ダボス会議2016のGlobal100Indexは、特に有数10が昨年度までに比べて大幅に変化しました。シンガポールの企業が2社も有数テンに入り、アメリカの常連企業がランクインできなかったことも、ダボス会議2016の特徴の1つとなりました。
地域別ランクインした企業
ダボス会議2016のGlobal100Indexで、地域別ランクインした企業をご紹介していきます。
ヨーロッパ53、北米27、アジア・太平洋18、中南米2、中東・アフリカ0となりました。ヨーロッパ、北米の企業を合わせると80社です。昨年度と同様に欧米が8割を占めることになりました。
日本などのアジア・太平洋地域でランクインした企業の数が増えた点が特徴です。
ダボス会議2016の特徴を知っておこう
ダボス会議2016の特徴を知っておいて、今後の経済の動きに注意を払っておきましょう。
世界経済の指針となるダボス会議は、仕事や家庭に大きな影響を及ぼす大切な会議です。何が話し合われたのかをしっかりと特徴をつかんでおきましょう。
特にダボス会議2016からたびたび話題になっている第4次産業革命であるロボット(AI)などには、要注目です。国境を超えたグローバルでオープンなイノベーションが推進されています。