ビジネス実務法務検定を独学で合格する勉強ポイント12|メリット4つ

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ビジネス実務法務検定を独学で合格できるのか?

ビジネス実務法務検定はビジネスで役立つ知識が学べる資格です。働きながら学びたいと考える人も多いですが、独学で学ぶことができるのでしょうか。ビジネス実務法務検定とはどのような資格が調べてみましょう。

そもそもビジネス実務法務検定って?

ビジネス実務法務検定試験は、東京商工会議所が主催する検定試験です。「ビジ法」とも言われており、法務部門で働く人以外にも、営業や販売、人事など幅広い分野で役立つ法律知識が学べます。

仕事で何かトラブルに巻き込まれた時、法律の専門知識を持っていると解決策が見つかります。仕事へのダメージも最小限で済み、自分の身も守れます。幅広い分野で働く人に役立つ検定ですから、働きながら独学で学ぶ人が増えている資格です。

ビジネス実務法務検定を独学で合格する勉強ポイント12

ビジネス実務法務検定には3級から1級まであります。独学で勉強をする時には、受験するクラスによって勉強方法が違います。独学で効率的に学んでビジネス実務法務検定資格を取得しましょう。

ビジネス実務法務検定3級の場合

ビジネス実務法務検定3級では、企業間の取引に関する法律知識が出題されます。3級は基本的な法律知識が問われるので入門的なイメージです。実務で役立つ知識を学び、取引上でも良く使われる場面が多く出題されます。

債権の管理や回収の分野からは多くの問題が出題されます。実務では信用取引が多くなっています。売掛金や買掛金の扱い方や売掛債権の管理方法など、実務で役立つ知識が多く問われるでしょう。ビジネス実務法務検定3級は独学でも合格を目指せます。

ポイント1:ビジネス実務法務検定3級の合格率・難易度

ビジネス実務法務検定3級は、基本的な知識が問われますから、独学でも突破できるでしょう。引っかけ問題は少なく、素直な問題が出題されますから得点に結びやすいです。ビジネス実務法務検定3級の合格率は60~70%です。

合格率が60%%を超える試験は、試験範囲をしっかり学習して過去問題を繰り返し解いていれば独学でも受かるでしょう。働きながら独学で目指す人は、学習期間を決めてスケジュールどおりに進めていけば問題ないでしょう。

ポイント2:出題形式と範囲

ビジネス実務法務検定3級は基礎知識が試されますから、問題の難易度は高くないでしょう。マークシート形式で制限時間は2時間です。100点満点中70点取れれば合格できます。

3級の範囲は、商品販売に関する取引や債券の管理・回収、企業の仕組みについてです。知っている内容も多いため、つまづいた分野を重点的に解きましょう。公式テキストを使って内容を理解しましょう。

ポイント3:使用テキスト・問題集

ビジネス実務法務検定3級の試験内容は基礎知識です。特定の分野に絞った深い知識は要求されません。独学で目指すなら手を広げすぎないことが合格への近道です。使用するテキストや問題集は、何冊も購入する必要はありません。

基本のテキストと問題集だけでビジネス実務法務検定3級に合格できるでしょう。テキストは読んでみて理解しやすい本なら問題ありません。問題集を中心とした学習方法で学びます。

ポイント4:勉強スケジュール・時間

ビジネス実務法務検定3級は、1日1~2時間程度の学習を1~2か月続ければ独学で合格が目指せます。一般的に言われている独学で合格に必要な学習時間は60時間程度です。

試験日から逆算してスケジュールを立てれば働きながらでも合格を目指せるでしょう。できれば毎日学習時間を確保して知識を身に付ける事です。週末だけの学習だと知識が抜けやすいでしょう。

ビジネス実務法務検定2級の場合

ビジネス実務法務検定2級は、基礎知識を活かした問題が多く出題されます。2級を取得しておくと、法律知識を学べて法律を扱う職業の就職やビジネスでとても役立ちます。

幅広い部署で役立つ知識が学べることから、働きながら独学で合格を目指す人が多くいます。ビジネス実務法務検定2級を独学で目指すポイントを見ていきましょう。

ポイント5:ビジネス実務法務検定2級の合格率・難易度

ビジネス実務法務検定2級は、3級と違って難易度が格段にアップします。ビジネス実務法務検定2級の合格率は30~40%程度です。設問ごとの設問が長くなり読解力も必要でしょう。3級の内容がわかっていることが前提になります。

3級に比べると難易度が上がりますが独学で目指せる資格です。短期間で合格を目指すなら通信教育の教材で対策をする方法もあります。コツコツと独学で学び合格を目指しましょう。

ポイント6:出題形式と範囲

ビジネス実務法務検定2級は、企業で実務経験があり弁護士などの専門知識を持っている人と対等に話ができる知識が求められます。2級はマークシート方式で制限時間は2時間、100点満点で70点以上で合格できます。

出題範囲は企業取引や債券の管理など3級の時と同じですが、内容が難しくなっているので独学でしっかり学びましょう。2級では労災や国際法務などが追加されます。

ポイント7:使用テキスト・問題集

ビジネス実務法務検定2級も問題集とテキストを使って独学で学習します。評判の良いテキストは「法務教科書ビジネス実務法務検定試験完全合格テキスト」内容がまとまって理解しやすい内容です。

問題集は公式の問題集と重要な過去問題を集めた「法務教科書ビジネス実務法務検定試験2級精選問題集」がおすすめです。2級までは極端に難しく無いですから、問題集とテキストを交互に使う学習法で良いでしょう。

ポイント8:勉強スケジュール・時間

ビジネス実務法務検定2級を独学で目指す時、3級とは違って人によって学習時間が異なります。約半年間かけてじっくり学習する人もいれば2か月程度で合格した人もいます。テキストの内容をどの程度理解できるかで独学する時間が異なります。

学習は毎日続けることが重要です。通勤時間や空いた時間を上手に利用してとにかく毎日学習します。独学ですと週末だけ一気に詰め込みやすくなりますが、あまりおすすめできません。

ビジネス実務法務検定1級の場合

ビジネス実務法務検定1級は2級と3級の範囲も問われます。今までの集大成とも言える試験内容ですから真剣に取り組む必要があります。しっかり対策をして合格できるようにしましょう。

ポイント9:ビジネス実務法務検定1級の合格率・難易度

ビジネス実務法務検定1級になると専門知識が必要になるので、独学でも目指せますが合格率は10%位に下がります。かなり難易度が高い資格と言えるでしょう。ビジネス実務法務検定1級では知識と実務能力が問われます。

取引上のトラブル解決やトラブルに関する報告のスキルまで問われます。業務上必要な法律知識全般を持っていることが前提になりますから、独学ならしっかりした対策が必要になります。

ポイント10:出題形式と範囲

ビジネス実務法務検定1級の出題形式は論述問題です。制限時間は共通問題が2時間、選択問題が2時間になります。共通問題2問・選択問題2問の200点満点、各問題得点が50%以上で合格点が140点以上で合格できます。かなりレベルの高い試験になるでしょう。

共通問題は民法と商法を中心にした範囲が出題されます。選択問題では、特定の職業に関連した問題が出題されますから、得意な分野を選択して解答しましょう。

ポイント11:使用テキスト・問題集

ビジネス実務法務検定に合格するには、通信講座や予備校を使わない方が得策だと言った意見もあります。独学で目指すことのできる資格です。公式問題集は質と量を見極めるために使います。注意したいのが、公式問題だけを解いていると書かれている問題以外の分野からも出題される傾向があります。

公式問題集に書かれていない部分で点数を稼ぐことが合格へのカギになります。1級はさまざまな法律に関する専門書を理解する必要があります。

ポイント12:勉強スケジュール・時間

ビジネス実務法務検定1級の勉強時間は500時間と言われていますが、個人差があります。標準的な勉強期間は1年から1年半程度です。

1級を受けるには3級から取得する必要があり、早くても1年半くらいはかかるでしょう。勉強期間が長期化するほど集中力が鈍ってしまいます。専門知識を身に付けた上で学習範囲を絞り込むことがポイントになります。

ビジネス実務法務検定を独学で合格するメリット4つ

ビジネス実務法務検定に合格すると法律に関する知識が付きます。ビジネスに役立つ知識を習得しますが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。ビジネス実務法務検定に合格するメリットを調べてみましょう。

ビジネス実務法務検定を独学で合格するメリット1:ビジネスに必要な法律知識を得ることができる

ビジネス実務法務検定を独学で学ぶと、現在企業で重視しているコンプライアンスに関する法律の高い知識が身に付きます。この資格で習得した知識は幅広い分野で活用することができます。

法律関係の仕事をしていなくても役立つことが多くあり、顧客とのトラブルやアクシデントに対応できます。法律の専門知識は自分の身を守る事にもなって、正しい意見を伝えることができます。ビジネス実務法務検定は取得しておいて損は無い資格です。

ビジネス実務法務検定を独学で合格するメリット2:キャリアアップにつながる可能性がある

独学でビジネス実務法務検定を取得すると、法律に知識を持った人と判断されビジネスシーンや就職活動で高く評価されます。大手の企業ではビジネス実務法務検定を社内資格制度に取り入れるなど、注目度が高いでしょう。

実務では法律に関する事に正しい判断を下す事ができ、社内での評価が明かりキャリアアップにもつながる資格です。ビジネス実務法務検定2級以上を取得しておくと実感できるでしょう。

メリット3:法律系資格の登竜門

ビジネス実務法務検定は法律関係の資格の中で登竜門だと言われています。学べる内容は民法・刑法・商法・労働法・著作権法など、多岐に渡ります。広範囲の知識をつける事ができるから多くの職業で役立ちます。

また、1級になると法律の専門知識を問われますから、司法書士や弁護士など法律関係の仕事を目指している人にも役立ちます。これから法律のエキスパートを目指す人は、腕試しにビジネス実務法務検定を受験してみましょう。

ビジネス実務法務検定を独学で合格するメリット4:就職や転職に有利に働く

ビジネス実務法務検定の資格を取得しておくと、就職や転職で役立つことがあります。弁護士や行政書士のように資格を取得する事で実務に取り組める資格ではありません。実務検定に比べるとアピールポイントが弱くなりますが、実務経験と同じくらいの知識を持っている証明になります。

また、同じような条件で採用する時、最終的な判断に資格が重視されるケースがあります。そのような時にビジネス実務法務検定資格を持っていると有利になるでしょう。

ビジネス実務法務検定で更なるキャリアアップを目指そう!

ビジネス実務法務検定を独学で学ぶことはできました。3級程度までなら独学でも余裕がありますが、人によっては2級から何度も不合格になるケースがあります。独学で学ぶ事は無理ではありませんが、個人差があります。よく見極めて独学でビジネス実務法務検定取得を目指しましょう。

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