Webシステムのデザインテクニック14選|初心者向けテンプレとは?

スキルアップ
  1. Webシステムとは
    1. Webシステムにおけるデザインの重要性
  2. Webシステムのデザインテクニック14選
    1. Webシステムのデザインテクニック1:黄金比
    2. Webシステムのデザインテクニック2:パターン
    3. Webシステムのデザインテクニック3:グリッドシステム
    4. Webシステムのデザインテクニック4:ブロークングリッドレイアウト
    5. Webシステムのデザインテクニック5:ノングリッドレイアウト
    6. Webシステムのデザインテクニック6:モバイルファーストデザイン
    7. Webシステムのデザインテクニック7:フラットデザイン2.0
    8. Webシステムのデザインテクニック8:ミニマルデザイン
    9. Webシステムのデザインテクニック9:動画背景
    10. Webシステムのデザインテクニック10:流体シェイプ
    11. Webシステムのデザインテクニック11:ローディングアニメーション
    12. Webシステムのデザインテクニック12:インパクトのあるタイポグラフィ
    13. Webシステムのデザインテクニック13:イラストを活かしたデザイン
    14. Webシステムのデザインテクニック14:Fluid Interfaces
    15. あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
  3. すぐ使えるWebシステムのデザインテンプレート6つ
    1. デザインテンプレート1:Admin Home Page
    2. デザインテンプレート2:Binary Admin
    3. デザインテンプレート3:BCORE Admin
    4. デザインテンプレート4:AdminLTE 3
    5. デザインテンプレート5:Argon Design System
    6. デザインテンプレート6:Material Design for Bootstrap
  4. Webシステムのデザインは難しくない

Webシステムとは

Webシステムとは、インターネット経由で利用できるシステムです。

Webシステムでは、サーバ側にプログラムとデータベースがインストールされているので、インターネットに接続できる場所であれば、使用する端末を問わずにどこでも利用することが可能です。

また、ソフトウェアのインストールが不要なので、不特定多数の人が同時に利用することができ、ほかの人が更新した情報をリアルタイムに確認することもできます。

Webシステムにおけるデザインの重要性

Webシステム構築にあたっては、利用する人が使いやすいインターフェースを考える必要があります。UIのデザインの良し悪しで、目的達成までの操作をスムーズにできるかどうかが変わってくるからです。

Webシステムでユーザビリティの高い設計をするには、「リンクなのか」「リンク先には何が」「この言葉の意味は何か」など、利用する人が「考えなくても、それが何かわかる」ようにしなければなりません。

Webシステムのデザインテクニック14選

Webシステムを使いやすくするためには、何のためのWebシステムのサイトで、達成すべき目標が何かを押さえたうえでUI設計を行う必要があります。

以下に、Webシステムを作成するうえでの14種類の基本的なデザインテクニックをご紹介します。

Webシステムのデザインテクニック1:黄金比

黄金比は「1:1.6」で、人が最も美しいと感じる比率とされています。パルテノン神殿やミロのビーナスなど、歴史的建造物や美術品にもよく使われている技術ですが、Webデザインにおいてもユーザーの印象に大きな違いが生じます。

メニューバーやボタン、画像などを作成する際に黄金比を意識すると、バランスの取れたWebサイトをデザインできます。ちなみに、AppleやGoogleのロゴにも黄金比が使われています。

Webシステムのデザインテクニック2:パターン

色の組み合わせによってWebサイトの見やすさや印象が変わってくるので、配色はWebシステムをデザインする重要な要素のひとつです。

配色パターンは、背景や囲み枠など広域に使うベースカラー、ロゴなどに使うメインカラー、目立たせたい箇所に使うアクセントカラーで組み合わされています。

一般的に、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%の割合にすると美しい仕上がりになるといわれています。

Webシステムのデザインテクニック3:グリッドシステム

グリッドシステムとは、レイアウトを格子状に分解して配置するデザイン手法です。グリッドシステムを使えば縦のラインを容易にそろえることができ、レイアウトを安定的にデザインすることができます。

グリッドに沿って配置することで、パソコンやスマートフォンなど画面の幅が違ってもレイアウトの組み換えが容易になります。

レスポンシブデザインには欠かせない手法であり、Bootstrapでは12カラムで構成されています。

Webシステムのデザインテクニック4:ブロークングリッドレイアウト

ブロークングリッドレイアウトとは、わざとグリッドレイアウトを崩し、要素をずらしたり重ねたりすることで躍動感を与え、Webシステムのデザインにオリジナリティを出す手法です。

ただし、一定の規則性を保ちつつレイアウトを崩さなければいけません。ひとつ間違えるとWebシステムのデザインにバラバラ感を与えてしまうので、充分に注意してください。

Webシステムのデザインテクニック5:ノングリッドレイアウト

ノングリッドレイアウトは、あえて規則性を持たせずに、自由に要素を配置するデザイン手法です。そのため、ほかのWebシステムのデザインとの差別化を図るには有効的で、オリジナリティを出しやすいのが特徴です。

ただし、全体のバランスや余白・レイアウトをしっかりと考えてデザインしなければユーザビリティが悪くなります。そのため難易度も高く、Webシステムをデザインする時間もかかります。

Webシステムのデザインテクニック6:モバイルファーストデザイン

2018年3月にGoogleがモバイルファーストインデックスを開始したことにより、スマホでのユーザビリティを重視したデザインが必須となっています。

モバイルファーストデザインでは、レスポンシブ、タップ・スワイプ操作、小さな画面での表示など、スマホならではの意識するべき点があります。

また、CSSではスマホ向けのデザインをベースとし、ディスプレイサイズが大きいものをメディアクエリで調整していきます。

Webシステムのデザインテクニック7:フラットデザイン2.0

フラットデザイン2.0とは、フラットデザインにドロップシャドウやグラデーションの技法を加えることで、よりユーザービリティを向上させるテクニックです。

Googleが現実世界の立体表現を提唱しているマテリアルデザインとは違い、具体的なガイドラインがないので柔軟性が高いのが特徴です。

フラットデザインの見た目の美しさを保ちつつユーザビリティが向上されるため、多くのWebシステムのデザインに使われています。

Webシステムのデザインテクニック8:ミニマルデザイン

「Less is More」といわれるように、無駄な要素を省いてよりシンプルにすることが、洗練されたデザインに仕上がるという考えに基づいたテクニックです。

余白を大きくとって、テキストと写真だけで商品の魅力を伝えたり、配色も彩度の高い色をあまり使わずに、色の種類も限定することで洗練された印象の美しいデザインにすることができます。ただ、要素を減らすだけではユーザビリティが悪くなるので注意も必要です。

Webシステムのデザインテクニック9:動画背景

ファーストビューの背景に動画を使うことは、テキストで伝えるよりもわかりやすく、ビジュアル化によるイメージのしやすさというメリットがあります。サイト訪問者の興味を引き立て、一気に独自の世界観に引き込む魅力的な印象を与えることができます。

しかし、動画のサイズが大きすぎるとページの読み込み速度が遅くなり、ユーザーの離脱率も高くなるので、できるだけ小さなサイズに圧縮して使うようにしましょう。

Webシステムのデザインテクニック10:流体シェイプ

流体シェイプとは、水滴や波紋のようになめらかで緩やかなカーブを使った図形を使うデザイン手法です。Webシステムのデザインに抽象的な雰囲気や、幻想的な世界観を作り出すことができます。

柔らかくなめらかな曲線を使うことで、ナチュラルな非対称の構造を作ることもできるため、グラデーションやイラストと組み合わせて、親しみやすいデザインのサイトに仕上げることができます。

Webシステムのデザインテクニック11:ローディングアニメーション

ページの読み込みに時間のかかるサイトに欠かせないのが、ローディングアニメーションです。ユーザーが読み込み時間を待つ間、飽きさせずに楽しませたり、ブランドイメージのあるデザインを取り入れることでブランディングに役立てることもできます。

ただ、Webシステムは本来ページの読み込みのスピードは速いほうが理想的なので、まずは読み込みスピードを速くすることができないかどうかの検証をしましょう。

Webシステムのデザインテクニック12:インパクトのあるタイポグラフィ

AppleのWebサイトでもみられるように、太字でくっきりとしたタイポグラフィの使用は効果的です。太字でくっきりとしたタイポグラフィは視認性が高く、ユーザーに伝えたい情報をしっかり伝えることができます。

また、Webシステムのデザインにアクセントをつけることができ、安心感や信頼感を与えるメリットもあります。

Webシステムのデザインテクニック13:イラストを活かしたデザイン

オリジナルのイラストを用いたWebデザインの人気が高まってきています。イラストの雰囲気やテイストによって、Webシステムの個性を強く印象付けることができ、視覚的にわかりやすく重要な情報をポイントを押さえて伝えることができるからです。

また、画像検索でも検索結果に表示されたり、かわいいイラストであればSNSでシェアされるメリットもあります。

Webシステムのデザインテクニック14:Fluid Interfaces

Fluid Interfacesとは、AppleのUIデザインに大きな影響を与えている、より直感的にわかりやすく使いやすいUIを作るための考え方です。

スマートフォンでは、タップ、ロングタップ、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウトなどの操作で次のアクションへ繋げます。

どのような操作がどのようなアクションに繋がるかを考えることで、Fluid Interfacesが目指す流れるような使い心地の実現が可能です。

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すぐ使えるWebシステムのデザインテンプレート6つ

Webシステムに欠かせないのがサイトのデザインですが、プログラミングは得意でもデザインは苦手という方には、テンプレートの利用がおすすめです。

テンプレートを利用すれば、一から自分でデザインするよりも簡単に作ることができ、見た目もスタイリッシュでわかりやすいものがたくさんあります。

今回はWebシステムの管理画面のデザインに4つ、ユーザー画面のデザインに2つ、オススメのテンプレートをご紹介します。

デザインテンプレート1:Admin Home Page

Admin Home Pageは、パステルカラーを基調としたシンプルな構成で、見やすさに定評のあるテンプレートです。ウィジェットに分かれているため、さまざまな情報を盛り込むことができます。また、テーブルも細かく分けて表示が可能です。

デザインテンプレート2:Binary Admin

Binary Adminも、Bootstrapを使った無料テンプレートです。100%レスポンシブで、モバイル、PCを問わずにスムーズに利用することができます。

黒を基調としたスタイリッシュなデザインで、メニューなどの項目に大きなアイコンが表示されています。また、カスタマイズも簡単に行える使いやすいテンプレートです。

デザインテンプレート3:BCORE Admin

BCORE Adminは左側にメニュー、右側にサブメニュー、中央にメインコンテンツが配置された3カラムで構成されているのが特徴です。より多くの情報を表示することができるので、メッセージや利益など、確認したい事柄をすぐに確認することができます。

デザインテンプレート4:AdminLTE 3

AdminLTEは、無料の管理画面のテンプレートの中の定番のひとつです。Bootstrapをベースに作られているのでカスタマイズしやすく、フォームやログイン画面、エラーページに至るまで、さまざまなコンポーネントが用意されています。

配色も美しく、見た目にもオシャレなテンプレートです。また、ドキュメントも充実していて情報量も豊富なので、Webシステムの管理画面のテンプレートとして最適です。

デザインテンプレート5:Argon Design System

Argon Design Systemは、独自のコンポーネントを100種類以上そろえた、Bootstap4ベースの無料テンプレートです。開発スピードをサポートするのが目的とされ、サンプルページも4種類同梱されています。

また、2018年のデザイントレンドもうまく取り入れられているので、Webシステムのデザインやレイアウトの参考にもなります。

デザインテンプレート6:Material Design for Bootstrap

Googleが推奨するデザイン手法に「マテリアルデザイン」があります。Bootstapをベースとして、マテリアルデザインを実装したレスポンシブ対応の無料テンプレートが、Material Design for Bootstrapです。

500以上のマテリアルUI要素や600以上のマテリアルアイコン、77以上のCSSアニメーションのほか、多くのテンプレートをそろえており、カスタマイズも簡単に行えて便利です。

Webシステムのデザインは難しくない

最新のWebシステムのデザインには、より自由でオリジナリティを押し出すことと、ユーザビリティの向上が求められています。

デザインのトレンドは時代とともに少しずつ変化していますが、難しいものではありません。なぜその手法が必要なのかを考えれば、自ずと取り入れるべきテクニックも見えてくるからです。

デザインのトレンドを意識しながら、Webシステムの特徴をアピールできる個性的なデザイン設計を心がけましょう。

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