ファシリテーションスキルが身につくセミナー5選|求められる理由5つ

スキルアップ

ファシリテーションスキルを身につけよう

ファシリテーションのもともとの意味は「プロセスや活動を容易にすること」ですが、現在では多くの場合、会議の司会の技術・進行技術といった意味で使われています。

ファシリテーションは単なる司会進行術のことを意味している言葉ではなく、チームワークを促進し、個人では成しえない成果を導き出すための技術を表しています。

ファシリテーションとは

ファシリテーションは英語ではfacilitationと綴ります。「人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること」を表しています。

ファシリテーションは、「集団による」問題解決、「アイデア創造」「教育」「学習」といった知識創造活動を支援し、促進していく働きを意味しています。ファシリテーションの役割を担う人を「ファシリテーター」と呼び、会議の進行役を指すこともあります。

ファシリテーションスキルを身につけるメリット3つ

ファシリテーションには、「場のデザインのスキル」「対人関係のスキル」「構造化のスキル」「合意形成のスキル」が必要とされます。

こうした広範囲におよぶスキルを身につけ、ファシリテーターとしも活躍できるようになると、ファシリテーションスキルのない進行役に比べ、多くのメリットが得られます。ここでは、ファシリテーションスキルを身につけることのメリットを3つご紹介します。

ファシリテーションのメリット1:参加者全員が納得できる

ファシリテーションの「対人関係のスキル」や「合意形成のスキル」を活用することで、出席者全員が、会議やセミナーの内容に納得できる進行を行えるようになります。

会議の中で、議論がある程度煮詰まった段階で、合意にこぎつける力を発揮できるのは、ファシリテーションスキルを身につけたファシリテーターならではの技術といえます。意見をまとめていく力や、対立解消のスキルを活用することになります。

ファシリテーションのメリット2:最良の結論にたどりつける

ファシリテーションのスキルをフルに発揮すれば、会議やセミナーなどを効率的に進行し、最良の結論を導き出すための環境を作り出すことができます。

「場のデザイン」のスキルを活用して最良の検討の場を作り、「構造化」のスキルにより、多面から問題を捉え、議論を一番まとめやすい方向からまとめに入ることができます。

「対人関係」「合意形成」のスキルを使うことで、まとまりづらい結論を速やかに出すことが可能になります。

ファシリテーションのメリット3:時間内に合意形成できる

誰もが納得できる結論を導き出すことを考えると、対立する意見の調整や歩み寄りなどに時間を費やすことになり、結論に到達するまでに多大な時間がかかってしまうのが一般的です。

ファシリテーションスキルの高い人が、会議やセミナーを進行すれば、決められた時間内に合意に至る可能性が高くなります。

ファシリテーターは、議論の段取りを組み立て、適切なタイミングで意見の整理を行えるため、見積時間内での合意が見込めます。

今すぐ受けられるファシリテーションセミナー5つ

ファシリテーションスキルを身につけるためのセミナーは、複数の団体が実施しています。セミナーを実施する団体によって、内容の詳細は異なりますが、ファシリテーションのテクニックを含め、スキルを習得することができます。

自分が習得したいと考えているファシリテーションスキルに関する研修を実施している団体、自分にとって都合の良い研修タイミングなどを見定めて、セミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

ファシリテーションセミナー1:日本ファシリテーション協会

特定非営利活動団体日本ファシリテーション協会では、公開セミナーとして「ファシリテーション基礎講座」を開催しています。このセミナーは、協会員でない人でも受講可能です。

セミナーでは、以下の項目について講義が行われます。

・ファシリテーションとは?(導入)
・場のデザインのスキル
・対人関係のスキル
・構造化のスキル
・合意形成のスキル
・明日からやれること(まとめ)

ファシリテーションセミナー2:(株)in sourceが行う研修

(株)in sourceでは、公開講座プログラムとしてファシリテーション研修が開催されています。研修では、ポイントを4つに絞り、会議を円滑に進め、合意形成へと導く力を実践的に学んでいきます。

セミナーでは、
①事前準備とプロセスの設計を行う
②参加者の意見や思いを会議の場で引き出す
③論点を絞り込む
④「やること」「やらないこと」を決める
という過程を、実践を交えて学べます。

ファシリテーションセミナー3:SMBCコンサルティングが行う研修

SMBCコンサルティングが開催するファシリテーション研修では、以下のアジェンダに従い、セミナーが実施され、ファシリテーションスキルを学ぶことができます。

①ファシリテーションとは
②ファシリテーションの4つの要素
③ファシリテーション総合演習
④まとめ

ファシリテーションセミナー4:日本能率協会

日本能率協会では、「ファシリテーション・スキル修得セミナー」を開催しています。本セミナーは、以下のような会議を仕切り、進行する役割のある人を対象にしています。

・会議、組織の運営などを効果的に行うことを必要としている人
・プロジェクトリーダー・プロジェクト事務局
・管理職、リーダークラス
・部門間調整を必要とする人

ファシリテーションセミナー5:情報機構

情報機構では、「ファシリテーション入門」と「ファシリテーション実践」の2セミナーを開催しています。

入門編では、会議メンバーから多様な意見を引き出し、協働するよう促し、質の高い成果にたどりつくように支援できるファシリテーション技術を学びます。実践編では演習を通じ、入門編で身につけた知識をしっかり身につけることができます。

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ファシリテーションが求められる理由5つ

かつては、会議の司会進行に特別なスキルが必要だとは考えられていませんでした。近年、「ファシリテーション」という言葉が広がり、ファシリテーションスキルに注目が集まるようになっています。

かつては意識されていなかった「ファシリテーション」が注目されるようになった原因は、複雑化した社会にあります。ここでは、ファシリテーションスキルが求められる具体的な理由を5つご紹介します。

ファシリテーションの求められる理由1:グローバリゼーション

ファシリテーションは、社会のグローバル化が進んだことで注目されるようになりました。グローバル化が進み、多種多様な意見を持った人が一緒に仕事をする機会が増えたことが原因です。

組織内の多様化に伴い、多様な意見を最大限に活かすため、多種多様な意見を的確に集約し、まとめる役割が必要になった結果、ファシリテーションスキルが脚光を浴びるようになりました。

ファシリテーションの求められる理由2:ビジネスの複合化

近年のビジネスは、顧客ニーズ、ビジネス社会を取り巻く環境など、ありとあらゆるものが多様化し、複雑きわまりない状態となっています。

多様な価値観やバックグラウンドをもつメンバーが同じ会議に介し、会議をまとめることに技術を要するようになっています。問題解決を迅速に行うためにも「ファシリテーションスキル」に注目が集まっています。

ファシリテーションの求められる理由3:ワークショップの導入

セミナーや検討会なども、近年はワークショップを開催することが多くなっています。講師が一方的に講義内容を話す座学形式のセミナーの場合、ファシリテーターは必要ありません。

ワークショップ形式のセミナーや検討会の場合、意見をまとめるのが上手なファシリテーターがワークグループごとに必要になります。

ファシリテーションの求められる理由4:革新的解決策の要求

近年の会議では、予定調和のような結論が求められることは少なく、今までにない、革新的な解決策を導き出さなければならない状況が多くなっています。

革新的な解決策を導き出すためには、今までにない解決方法を考えだし、それが本当に解決策として成り立つのか、意見を戦わせる場面が必要になります。

ヒートアップした会議を、進むべき方向に導くためにも、ファシリテーターが必要になってきます。

ファシリテーションの求められる理由5:やる気の創出

会議やセミナーでは、上司や先輩、社外の出席者が多いと、自分の考えを発言するのに勇気が必要です。優秀なファシリテーターは、会議やセミナーの場で、話しやすい雰囲気を作り上げることができます。

気軽に発言できる環境があれば、自分のことを若輩者と感じていても、意見を発言することもできるでしょう。ディスカッションが活発になれば、出席者のやる気を創出することもできます。

ファシリテーションセミナーを受けてファシリテーションスキルを身につけよう

ファシリテーションのスキルは、ビジネスの経験値として身につけている人もいますが、セミナーを受講することで誰でも身につけることができます。

自分にはファシリテーションスキルが足りていないと感じている人は、「できない」と思う前に、セミナー受講を検討してみましょう。受講後は、自分のファシリテーションスキルに自信を持てるようになるはずです。

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