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2019年10月01日

ゆでガエル理論とは?ゆでガエルにならないための8つのステップ

「ゆでガエル理論」をとおして、企業環境の変化に対応するための方策を紹介しています。「ゆでガエル理論」とは何かをもう一度おさらいし、変革行動は企業にとって、欠くべからざるものだという認識を持つ必要があります。変革行動をする上での参考にしてください。

ゆでガエル理論とは?ゆでガエルにならないための8つのステップ

ゆでガエル理論とは?

カエルを熱湯に入れると飛び出すが、水から徐々に温度を上げていくとそのうち茹で上がる、という話です。

よく耳にしますが、これは寓話です。実際には、カエルは水温が上がるにしたがって行動が活発になり、そのうちに飛び出すと言われています。

環境の変化に気がつかず、知らぬ間に致命的なダメージを受けてしまうという分かりやすい設定に、「ゆでガエル」は使える教訓として広く流布しています。

ビジネスにおけるゆでガエル理論

ビジネスの世界でも、ぬるま湯に浸かっているといつの間にか周りに遅れをとり、気がついたときにはもう手がつけられなかったという話はしばしば耳にします。

ビジネスの世界でゆでガエルになるということは、倒産するということです。

ビジネスにおけるぬるま湯とは一体何をいうのでしょうか。また熱くなる温度を感じとるにはどうすればいいのでしょうか。

次のステップでは、「ゆでガエル」にならないための方策を考えていきます。

ゆでガエルにならないための8つのステップ

環境の変化に気づき、適切に対応し、将来を予見します。

環境の変化を確実につかみ取ることは大切なことです。現状が理解できていなければ対策の立てようがありません。どうすれば変化をキャッチできるのか、「ゆでガエル」にならずにすむのか、ポイントをあげました。

対策を立てるに際して考慮しておくべき事柄もあります。さらに、気づき、対応、を定着させ、将来へとどのようにして繋げていくかについても述べています。

ゆでガエルにならないためのステップ1:危機意識の向上

企業は、環境の変化に気づくことができなければ、変わる必要性を感じません。

企業は、何もしなければ何も変わりません。

企業は人の集まりです。各人が危機意識を持つ必要があります。そのためになんらかの刺激を与えます。

厳しい財政状態であれば、財務諸表を公開し危機意識を持たせます。外部から人材を登用することも刺激になります。

倒産の危機、解雇の危機を社員それぞれが自分のこととして考える材料を提供することです。

ゆでガエルにならないためのステップ2:連帯チームを築く

危機意識の強さは社員間で温度差があります。

高い危機意識を持った社員、リーダーシップを発揮できる社員を核に連帯チームを築きます。

企業を変革するには、個人の力では無理です。チームとしての推進力が求められます。高い危機意識を持ったリーダーの下で変革を実現させます。

社員がバラバラでは前に進みません。連帯チームは現状に危機意識を持たせ、前進させるエンジンそのものです。「ゆでガエル」を脱却しましょう。

ゆでガエルにならないためのステップ3:ビジョンと戦略を生み出す

変革を実現させるためには、確かなビジョンと戦略が必要です。

ビジョンは、社員全員が理解し納得できるものでなければいけません。ビジョンとともに戦略の策定も重要です。実行可能な戦略でなければなりません。

変革の方向性を誤まると、企業の存続は危うくなります。「ゆでガエル」となるまえに、連帯チームが中心となって確かなビジョンと戦略を策定します。社員全員がビジョンを共有し同じ方向を向けば、変革は力強く進みます。

ゆでガエルにならないためのステップ4:ビジョンの周知徹底

社員間にビジョンが浸透していないと、変革は前には進みません。

連帯チームは、自ら先頭に立って行動します。一般社員は、連帯チームの行動を見ることによって共感を覚え、自ら行動することに安心感を抱きます。

一般社員にはビジョンの周知を継続的に行うことが重要です。ミニ集会を設け、ビジョンの再確認を周知徹底します。さらに、メールなどを用いて継続的に広報活動を行います。変革は「ゆでガエル」を脱却する唯一の策です。

ゆでガエルにならないためのステップ5:社員の自発を促す

社員の行動の障害となっている要因を取り除きます。

思うように社員が行動してくれないことがあります。それは社員の行動の障害となっている何かが存在しているためです。行動の障害を取り除かなければ、成果に結びつく行動は期待できません。

障害は社員個人の問題であったり、組織、体制の問題であったり、多岐にわたります。障害がなくなれば、行動は変わります。社員は自発的に行動し始めます。

ゆでガエルにならないためのステップ6:短期的成果を実現

変革は長期に渡ります。社員の間に不満や反対意見が出始めてもおかしくはありません。社員の変革に対する意識が低下する懸念があります。

短期的な成果を社員に示し、変革の意識を維持します。

短期的成果を提示するための目標設定は重要です。社員間に蔓延し始めている不満を一掃することのできる成果を目標にします。短期的成果が実現できれば、変革への意識は低下することをまぬがれます。

ゆでガエルにならないためのステップ7:さらなる変革の推進

変革に終わりはありません。

変革の意識の低下は、変革行動の挫折を意味します。ステップ3で策定したビジョンが実現するまで、変革の意識は高い状態で保っていきます。短期的成果を次々と提示することで、変革意識を高い状態に維持し続けます。

しかし一つの変革を成し遂げたとしても、企業を取り巻く環境は変化し続けています。さらなる変革を推進しなければ、いずれは「ゆでガエル」となってしまいます。

ゆでガエルにならないためのステップ8:企業文化に根づかせる

変革のビジョンを獲得できれば、企業が発展したことを明らかにできます。変革が企業を発展させたとの認識を共有できます。

変革の成功体験は、次の変革を生み出します。

成功体験を企業文化に根付かせることによって、新たな変革が始まります。変革が機能しているかぎり、企業が「ゆでガエル」になることはありません。

ゆでガエル理論について学べる書籍3選

「ゆでガエル」に関する本の中から、タイトルに「ゆでガエル」とついている本3冊を紹介します。

いずれもamazonで購入できますので、興味がありましたらどうぞご購入ください。

ゆでガエル理論について学べる書籍1:危機感なき茹でガエル日本

ゆでガエル理論について学べる書籍の1冊目として経済同友会(著)、元代表幹事小林喜光さん監修の「危機感なき茹でガエル日本」をご紹介します。経済同友会の視点から日本への提言をしています。

少子高齢化や財政問題等の様々な課題を抱える日本を危機感なき茹でガエルと例え発破をかける。戦後100年目である2045年からバックキャストし日本の再興を訴える著者らの熱い思いと魂が込められた対策案に感銘を受け勇気が湧いてきた。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E6%84%9F%E3%8... |

ゆでガエル理論について学べる書籍2:「ゆでガエル現象」への警鐘

ゆでガエル理論について学べる書籍の2冊目として、IT業界におられた中桐有道さんの「「ゆでガエル」現象への警鐘」を紹介します。「ゆでガエル」現象が具体的に書かれています。もちろん対策についても書かれています。

忙しい忙しいといっていることがゆでガエル現象に陥いることに,本書で気付かされました.「忙しい」は「心」を「亡くす」と書きますが,正にそのとおりで忙しいということを理由にして,感度や感性を磨くことから逃げていたと,感じさせる目からうろこの内容です.日々の生活,会社生活,企業活動,・・・・・すべての面で起きているゆでガエル現象に,はっとします.

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E3%82%86%E3%81%A7%E3%8... |

ゆでガエル理論について学べる書籍3:「茹で蛙」国家日本の末路

ゆでガエル理論について学べる書籍の3冊目として、「茹で蛙」国家日本の末路をご紹介します。

著者は大前研一さんと田原総一朗さんの二人です。日本を「ゆでガエル」にたとえ、気づきを促しています。

日本は、明治維新、日露戦争の危ない勝利、第二次世界大戦敗戦、オイルショック、バブル崩壊など、様々な衝撃を乗り越えてきている。現在の大不況による歴史的転換期において、日本は大胆な変革を求められている。それは何かというと、政治においては市町村合併、郵政民営化、合理化、省庁再編成、道州制導入、経済においては、日本企業のリストラクチュアリング推進、経営の多角化とグローバル化、環境マネジメントの実施、新規事業開拓、教育においては、他人を批判する前に自分の意識をまず変える、自己意識マネジメントなどである。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E8%8C%B9%E3%81%A7%E8%9... |

ゆでガエル理論について知り小さな変化に注意しよう

「ゆでガエル」にならないためには、どうすればいいのでしょう。

自分が置かれている状況を正しく把握できれば、逃げ出すことができます。状況を正しく把握するために必要なもの、それは変化を感じ取る能力です。わずかな兆候も見逃さない気づきです。気づいたときには正しい対応が求められます。

本記事で紹介した「ゆでガエルにならないためのステップ」を、環境の変化に適切に対応するための道具の一つとしてお考え下さい。

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