hasの意味と品詞ごとの正しい使い方|様々な状況で使える例文7選を紹介

スキルアップ

hasとは?

会話でも文書を読む際にも頻繁に出てくる「has」は、haveが変形した語です。英語の基本動詞として中学英語で習います。

haveは、古代英語が語源の古くから使われている動詞です。長い間使われてきたため、オールマイティに活用される便利な単語になりました。まずは、hasという単語の基本的な構造を理解しましょう。

haveの3人称単数現在形

hasは、英語の動詞haveが3人称単数形に変化した形です。

haveは、「~を持っている、飼っている、~がいる、食べる、」などと訳すことができる動詞です。根底に「形状にとらわれず、そこにある」といったニュアンスを持つため、物以外に形のないものにも使えます。

3人称とは、話し手と聞き手以外の人や物のことです。主語が3人称の単数で、時制が現在形の文で使われる時に、「have」は「has」になります。

hasの読み方

hasは [ハァズ]と発音します。前後の語彙との関係で[ハァズ , アズ , ズ , ス , ハァズ]のように変化して使われます。

「h」は、後に続く「ア」の口の構えで、息を吐きながらハ行の発音をします。口をあまり開けずに、弱く曖昧に「ア」の音を出します。続けて「ハァ」と発音します。

そのまま舌の先を前歯のすぐ裏の歯茎に近づけて、その隙間から「ズ」と息を出して発音します。続けるとhas [ハァズ]になります。

hasの意味と品詞ごとの正しい使い方

オールマイティに使える基本動詞のhasは、使うシチュエーションによってさまざまな活用方法があります。根底にある「形状にとらわれず、そこにある」というニュアンスを掴みましょう。

ここでは、基本的な意味と、どのような品詞で使われるのかを紹介します。

hasの意味

hasの根底にある意味は、「持っている、所有している、ある」という意味です。hasは、形が変わっただけなので動詞haveと同じ意味を持ちます。具体物だけではなく、考え・時間・関心などのほか、行為や出来事も対象です。

根底の意味から派生して「身につけている、与えられている、飼っている、食べる、飲む、患っている、備え付けてある、開催する、受け取る、経験する、考えを抱く」などの意味も持ちます。

hasの品詞ごとの使い方

hasには、所有をあらわす動詞以外にも、使役(~させる)の機能、完了形を作る助動詞の機能があります。品詞ごとの使い方を整理すると、hasという動詞の使い方が捉えやすくなります。

動詞の使い方は「持っている」を中心とした所有の表現です。使役動詞は「~させる」と訳します。助動詞では現在完了で用います。「したところである、してしまっている、したことがある、ずっとしている」などの意味になります。

hasの使える例文7選

hasの日常生活で気軽に使える例文を揃えました。

hasを使った例文を「状態を表すhas」「日常会話」「所有を表すhas」と種類ごとにわけて紹介しています。それぞれ、シチュエーションや状況に応じて活用してください。

状態を表すhasの例文1

She has a pen.(彼女はペンを持っています)hasを「持っている」と訳し、手に持っているという状態を表します。

「~している」と訳せますが、進行を表しているのではなくて状態を表しているのがポイントです。状態を表すhasでは、所有しているものの状態を表します。動作ではないので、「今~している」と進行形にすることはできません。

He has a lot of money.(彼はたくさんのお金を持っています)なども言えます。

状態を表すhasの例文2

She has something to say to you.(彼女はあなたに言いたいことがあります)この場合のhasは「ある」という状態を表します。

このhasを使った表現は応用可能です。She has stuff to do.(彼女はやることがあります)stuffは漠然としたことを意味します。なにかわからないけれどやることがある、という状態です。スラング表現や若者言葉でもよく使われる単語です。

状態を表すhasの例文3

He has a healthy body. (彼は健康です)健康的な身体の状態を表します。

具体的な症状を、hasを使って表すことができます。He has a cold.(彼は風邪をひいている)
has以降は、a sore throat(喉が痛い)、a fever(熱がある)、a stomachache(お腹が痛い)、a headache.(頭痛)hay fever(花粉症)、an asthma(喘息)などに応用可能です。

日常会話に使えるhasの例文1

She usually has breakfast about 8 o’clock.(彼女はいつも8時頃に朝食を食べます)hasは「食事をとる」という意味で使うことができます。lunch(昼食)やa meal(食事)などに置き換えて1日中使える表現です。

またhasは、「飲む」という意味でも使うことができます。He always has a drink after work.(彼は仕事後にいつもお酒を飲みにいきます)

日常会話に使えるhasの例文2

He has good atmosphere. (彼は感じがいいです)人の様子や性質をあらわすときに使います。

atmosphereは「雰囲気」という意味です。「いい雰囲気を持っている人」から「感じのいい人」というニュアンスで使います。

She has a warm heart. (彼女は思いやりがあります)などに応用できます。He has a very nice appearance.(彼は見た目がすごくいいです)

所有を表すhasの例文1

He has a dog.(彼は犬を飼っています)英語では、犬を自分の所有物ととらえます。

また、家族構成にもhasを使います。She has three children.(彼女には3人子どもがいます)He has a sister.(彼には姉がいます)

社員やチームなどの集団の構成員にも、hasの持つ「所属している」というニュアンスの意味を使うことが可能です。

所有を表すhasの例文2

She has good English skills. (彼女は英語ができます)才能・資質などを所有しているという解釈で用います。

He has a good memory.(彼は記憶力がいいです)

また、特性を表すこともできます。A rubbit has long ears.(ウサギは耳が長いです)、June has thirty days.(6月は30日あります)

あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?

名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。

hasを正しく使うポイント

hasを正しく使うには、語の根底にあるニュアンスをつかむことが大切です。

広義な意味を持ち、いろいろな状況で使うことのできるhasは、ひとつひとつの日本語訳を暗記していても、なかなか正しく使えるようになりません。根底にある「形状にとらわれず、そこにある」という意味をしっかりとつかむことが、正しく使うポイントです。

文法では、3人称の現在で使うということを忘れないようにしましょう。

hasの意味を正しく知り使えるようになろう

hasの正しい使い方を知れば、使える英語の幅がグンと広がります。所有をあらわすだけではなく幅広い動詞の意味を持つため、難しい語彙に置き換えることができる便利な単語です。

hasを正しく知って活用するためには、ニュアンスや状況ごとのシチュエーション、使う時のイメージで覚えるようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました