美輪明宏の生い立ちとは?
美輪明宏さんは男性?それとも女性?そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は他人とは少し違ったオーラを持つ美輪明宏さんについて調べてみました。名言や格言も出てきますので、最後まで読んでもらえたら幸いです。
美輪明宏(ミワアキヒロ)
生年月日:1935年5月15日生まれ。
出身地:長崎市
本名:丸山明宏
性別:男
血液型:B型
所属:オフィスミワ
身長:161cm
美輪明宏さんは、日本のシンガーソングライター、俳優、演出家、タレントとして幅広く活躍されています。小学生の頃から声楽を学び、国立音大付属高校を中退し、16歳にしてプロの歌手として活動し始めました。そしてクラシック、シャンソン、タンゴ、ジャズを歌いテレビに出演するようになったのだそう。1957年『メケメケ』が大ヒット。ファッション革命と美貌で衝撃を与える存在になったとのこと。
日本におけるシンガーソングライターの元祖として『ヨイトマケの唄』ほか多数唄を作られました。1984年、フランス、1987年に再度フランス、スペイン、ドイツに招待されコンサート・ツアーを行い、ル・モンド、リベラジオンを始め多数新聞、雑誌に紹介・絶賛されることとなります。
美輪明宏はどんな環境で育った?
美輪明宏さんの家は、料亭にお風呂やさん、カフェ、遊郭(ゆうかく)、小さな金貸しやもやっていたそうです。その為、大人と同じ世界で、子どもの頃から過ごしてきたからでしょう。世の中の裏表をどんどん知ることになったのです。東京で三島由紀夫さんや、川端康成さんから、『九州の田舎者は、普通おどおどしているのに、君はどんな偉い人が来ても平気な顔している』と言われたそう。
色んな人を見てきた為、人を見る時に、容姿容貌、年齢、性別、国籍、身に着けているもの、肩書を一切みなくなったそうです。それでは何をみるのかと言うと、中身です。『この人間の正体は何だろう?』と考える。これこそまさに、福沢諭吉の『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』と言う言葉がぴったりです。
美輪明宏の性格について
1935年に5月15日に、長崎の裕福な家庭の5人兄弟の次男として生まれました。実家は、『丸山遊郭』と呼ばれた遊郭街で『世界』という名のカフェを経営していました。育った環境が大きく影響したのでしょう。中学1年生で迎えた初体験の相手は、先輩の男性。美少年だったため、ボーイフレンドには不自由しなかったのだそう。まさに同性愛者です。
10歳の時、長崎が原爆被害に遭い、美輪さんの人生が大きく変わることになりました。原爆の影響で家業は倒産し仕送りもなくなり、国立大学音楽高等学校を中退。17歳で美輪明宏は、新宿駅で寝泊まりしていたのだそう。
銀座シャンソン喫茶『銀巴里』(ギンパリ)で専属歌手として働いていた三輪さん。美少年募集の張り紙をみて応募した『メケメケ』を日本語にカバーしたシャンソンが大ヒット。三島由紀夫や寺山修二などの文化人に認められ、才能が世に知られることとなりました。
社会派歌手として、素顔でワイシャツ一枚で歌っていたところ、商品価値が下がると業界から干され仕事もなくなり、罵声をあびせられることもあったのだそう。
実家に仕送りをし、家族を養っていたため、一番どん底に落ちた辛い時期だったようです。同性愛者を受け入れる時代ではなかったため、『化け物』扱いされることも。でも美輪明宏は自身を曲げることはなく、65年に『ヨイトマケの唄』で再び脚光を浴びました。
美輪明宏の名言まとめ
美輪明宏は内面だけでなく容姿も美しいですが、その陰には努力が隠されています。歌手、俳優、作家など多種多様な才能を持つ美輪明宏の名言や格言は、この人だからこそ、人の心に打つものがあります。人生良い時があれば悪い時もある。
そんな時どんな考え方で乗り越えてきたのかが、この名言・格言をみてもらえばわかります。人生は一度きりです。悔いのないように過ごしたいですが、なかなかそうはいかないものです。でも他人の生き方を参考にしてみると、少しでも楽しむ方法を知れるのではないでしょうか。
美輪明宏の名言・格言集
【人生】の名言・格言
1.人生はロマン。自分は不幸だと悩むのではなく、試練を与えられた物語の主人公だと思えば、人生をエンジョイできる。
2.目の前にいる人を救うために何ができるか考える。神様の目をまっすぐに見つめて胸を張れる生き方。それが揺るぎない信念。
3.宿命とは人生の青写真・設計図。心がけ次第で設計変更できるもの。その設計図を自分の意思と力で実現していくのが運命。運命は自分で切り開く。
4.どんなトラブルが起きても微動だにしない。そんなレベルに達するまで人生の修行は続きます。弱音を吐かず覚悟を決めて。
5.心が悪くなる事もある。しかし、そこで反省すればいい。その繰り返しで魂は向上していく。
6.人生、いくら扉を叩いても開かないことがある。その時は神様が自分の内容を肥やすために与えてくれた時間だと思って知識を育てたりして中身を膨らませることにあててみることね。
【人間関係】の名言・格言
1.美味しくて体に悪いものを食べて病気になるか、まずくても体に良いものを食べて健康でいるか。食べ物も人間関係も同じ。
2.清き川に清き水は流れる。心が美しい人と付き合いたければ、まず自分の心を磨くこと。
3.悪口を言われたら柳に風と受け流す。自分が清らかで優しければ「念返し」で悪い念は相手に戻る。
4.嫌な思いをすると、やり返したくなるもの。優しさで帳消しにすれば自分が気持ちいい。
5.言葉が足りないのは、本を読まないから。美しい言葉に触れ、素敵な表現を自分のストックにする。意思の疎通は言葉ありき。
6.自分に思いが足りない人ほど、相手に思いやりを求める。自分の言葉が相手を傷つけていないか、まず反省してみる事。
7.自分は誤解されやすいと思ったら、言葉が足りているかどうか反省してみる。思いが正確に伝わるように言葉を尽くしてますか?
8.職場でも家庭でも付き合いは気品を持って。良い人間同士でいること。君子の交わりは淡き水の如し。
9.人間関係で一番大事なのは、腹八分ではなく腹六分。夫婦、恋人、親子、仕事関係、すべて腹六分でお付き合いを。親しき仲にも礼儀あり。
【恋愛や愛】の名言・格言
1.完全な男を求めるのは、身の程知らず。自分に欠点があるように、相手にも欠点がある。傷つくことを恐れず、当たって砕けろ。
2.恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。
3.愛する人に『愛してるよ』と言える幸せ。感謝の心を持てば生きるエネルギーが沸いてくる。
4.『何かしてあげる』と自分勝手ない愛情を押し付けるのは、自分がかわいいだけ。本当の愛は見返りを求めない無償の愛。
5.財産、知性、知名度・・・。不完全な女ほど男に対する要求が多い。殿方は美しければ結構。そう言えるのが一流の女。
6.恋愛がうまくいかない時は、良い仕事が来るもの。幸せを全部手に入れようとしたら、命と引き換え。正負の法則であり地球の法則。
人生山あり谷あり
とても幸せそうに見える人にだって悩みの一つは二つはあります。ただその悩みを重く止めるか、上手くかわすかどうかは、その人次第ではないでしょうか。他人から良く見られたかったり、強くみせたがるといった、息苦しい生き方をしてしまう人が多いです。
ゲームのミッションをクリアしていくかのように、楽に生きれたらどんなに幸せなのか。生き方に正しい答えなんてないですし、誰も教えてはくれません。だからこそ自分でその答えを探すのが人生なのかもしれません。