賞金にかかる税金|ノーベル賞/競馬/宝くじ/小説など

雑学

様々な賞金にかかる税金など

戦前と違って色々な娯楽がある現代で、ギャンブルや宝くじなどで思わぬ収入を手にする事もあり得ないことではありません。その際に税金はかかるのかというのが、素朴な疑問になってきます。自分のもらった賞金にかかる税金を知る事は、賞金の価値と評価を知ることにもなり、税金の有無を確認する事をしておくと、その後の安心にも繋がります。

税金には所得税や市民税、消費税、法人税などがあり、賞金には所得税などを払う場合があり、あらかじめ税金をひいた額を賞金として支給される事もあり、どの賞金に税金がかかるかを知っておけば、損をした気分がなくなり、税に対する知識を高める事にもなります。

ノーベル賞や国民栄誉賞やオリンピックでのメダルを獲得した際の税金などは税金がかからないことを知らない人が多いです。またギャンブルなどの賞金は一時所得金となり、税金はかかりません。

税金は国を守るため、人々の生活の向上や、医療費、インフラの整備などに使われます。最近では3年後の東京オリンピックの費用が足りず、宝くじの収益から費用を捻出しようと考えられ実行されています。

ノーベル賞にかかる税金

ノーベル賞はとても尊い賞です。人々のために尽力した人に贈られる賞で、ノーベル賞の賞金を自分の為に使わず、研究の環境を整えたり、医学に従事する人に賞金をあてたり、貧しい国の学校の設立にも使われる場合が多いです。

ノーベル賞や国民栄誉賞やオリンピックのメダル獲得の賞金には税はかかりません。とても偉大なことを成し遂げた人からは税をとらないという、国のプライドなのでしょうか。ギャンブルのように一時取得金のようにも思えますが、偉大な賞をとった人には、非課税にする配慮がなされています。アカデミー賞やエミー賞も同様です。

競馬にかかる税金

競馬や宝くじ、オートレースは非課税です。今、ニーサなどの個人投資の口座で稼いだお金も期間限定ですが非課税となっています。競馬は一時取得金となり、課税の対象にはなりません。テレビのバラエティ番組やラジオ、インターネットなどでタレントや歌手が競馬で万馬券などをだして数百万円などの利益を公表してしまった場合は、課税の対象となる場合があります。

宝くじにかかる税金

そもそも宝くじというのは、国が運営している国営のくじです。宝くじの収益はインフラ事業や学校の設立などに回されるので、宝くじを買う際は国の為にお金を集めていることを前提に宝くじを購入した方が気が楽です。

宝くじは金額がいくら高額になっても非課税です。非課税にする裏には税金をかけてしまったら購入する人が減る恐れがあるからです。宝くじの売り上げ自体が減ってきています。以前宝くじを購入していた人は100年に1度の不況、1000に1回の震災などがあり、将来への不安定な気持ちを貯蓄などをして、備えている人が多く、昔の様に宝くじにはお金をかけなくなってます。

2020年の東京オリンピックの資金捻出のため、宝くじの収益を使うことが決まり、宝くじの当選金額が減っていき、当たりにくくなる事は分かりきっています。

小説にかかる税金

執筆業となるので仕事とみなされ、所得税がかかります。印税が発生した場合、100万円の印税収入が合った場合、源泉徴収で10万円引かれ、残り90万円が手元に残ります。

歌手、作詞家や作曲家も印税をもらえて、源泉徴収をして残りの額を手元にできるということになります。音楽や小説は時を越えても著作権というものがあり、著作権を所有している法人もしくは個人に印税が振り込まれ、源泉徴収でひいて残った分がもらえます。

スポーツにかかる税金

オリンピックのメダル獲得などには課税の対象にはなりませんが、プロスポーツ選手は一事業主と判断されるので、所得税、消費税、住民税などがかかります。オリンピックは国の総力を上げて戦う場なので、アジア諸国では兵役の免除やその後、国で栄職に就くことができます。

日本のオリンピックの選手などはアルバイトをしながら遠征費を捻出している選手も多く、今後、日本が世界を打ち破っていくには補助金などを十分に出していけるかがメダルの獲得に関わってきます。

海外のプロスポーツ選手は一事業主というくくりではなく、一つの会社や法人といったカテゴリーと言った方が正しいでしょう。

アメリカのマサチューセッツ州などはスポーツ選手の累進課税をいち早く取り入れた州として有名です。日本でも海外でもスポーツ選手というのは一事業主という気持ちで一人の選手をチームでカバーしていくので個人事業主という形になるのでしょう。

懸賞にかかる税金

50万円の場合は特別控除があり、税金は免除されますが、100万円の懸賞の収入があった場合、20万円を税金として支払わなければなりません。懸賞は商品であったり、現金であったりどちらかの場合に分かれますが、どちらの場合も課税の対象になります。会社員の場合は一時所得が20万円を越えると課税対象になります。

クイズにかかる税金

クイズ番組で手に入れた賞金には税金がかかります。たとえば100万円の賞金がある場合、特別控除額50万円として50万円の半分の25万円が賞金となります。クイズで賞金をもらう場合はテレビのバラエティ番組の場合が多く、個人でクイズで遊んでいて賞金を出す形になると賭博となる場合があります。

オートレースにかかる税金

オートレースは競馬やパチンコと同じで、一時取得金でも税金はかかりません。ただしテレビ番組やラジオなどで当選してしまった事を公表した場合は、税金を納める場合があります。それはインターネットのSNSで公表した場合も同じです。

公募にかかる税金

公募、いわゆる投資信託には税金がかかります。証券会社に支払う税金などもありますし、投資信託の売却、換金にも税金がかかります。投資信託というものですから、税金は逃れられません。

また違う公募、論文や小説などの公募には税金がかかります。執筆業ですから、執筆したものに著作権が発生する場合があるので、税金がかかります。賞金でも税金がかかってきてしまいます。高額ならば高額なりの税金がかかってきます。

賞金を寄付金として寄付した場合の税金

賞金を寄付金として寄付した場合も税金がかかりますが、寄付金控除を使えば、税金を安くできます。様々な賞金の使い道としては正しい使い方と言えます。賞金はあぶく銭なので、人に奉仕する事でまた、自分の所へお金が帰ってきます。お金が喜ぶ使い方をしましょう。

本当のお金持ちというのはお金の使い方を知っているので、お金持ちでいられるのです。

職業別や法人が受け取る場合の税金

職業別にも賞金の税金が変わってきます。職業別というより、他に収入があるのかで決まって来ます。確定申告をして帰ってくる税金があるので確定申告はしておきましょう。

無職の場合

他に収入がない場合は確定申告の必要はないです。賞金に対する税金がかかる場合の税金と宝くじなど非課税の賞金もあるので、賞金の種類で確定申告をする必要があるか判断しましょう。

会社員の場合

会社員の場合は20万円以上の課税対象の賞金がある場合は税金がかかります。会社員は会社での収入があり、課税対象の金額がある場合は計算をして税金を納めることが必要です。年末調整で税金が帰ってくる場合が多いので、税金を納めておいた方が安心です。

法人の場合

賞金の主催者として、法人が賞金を支払う場合、広告宣伝費となります。個人に賞金を支払う場合は源泉徴収する必要があります。また法人が賞金をもらう場合は、実際に賞金を稼いだ人に賞金の税金が発生するので、税金の必要な賞金は賞金を稼いだ人に課税を課せられます。

もし賞金を稼いでも税金はきちんと払おう!

脱税は一番罪の重い犯罪です。ギャンブルやスポーツでの大会での賞金やクイズの賞金、ノーベル賞など色々な賞金がありますが、今、医療費や社会保障費が少なくなってきているので、これからは消費税の増税はもちろん様々なものが課税対象になるでしょう。

賞金で稼いだお金は自分だけの為に使わず、他人の為に有効に使いましょう。人の為になる使い方をすることは社会の問題を解決することだけではないです。賞金を他人の為に使うか、無駄に使うかで、その賞金が悪銭となりかねないのです。悪銭は身につかないです。

きちんと税金を払うべき賞金には税金を支払うと、次にまた賞金が入ってくる確率が上がるはずです。税金をきちんと支払って賞金を手にしましょう。

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