オリエンタルランドの株主優待のまとめ|チケット・優待詳細・転売

雑学

オリエンタルランドの株主優待の特典とは?

オリエンタルランドとは、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーやその周辺のホテルや商業施設などを運営している企業です。

米国ディズニーとの業務提携(ライセンス契約)により、ディズニー関連事業を行っていますが、米国ディズニーからの出資や資本協力などの資本提携は一切行われていません。すなわち、世界で唯一米国ディズニーとの資本関係が一切ないディズニーリゾート事業運営会社になっています。

オリエンタルランド社の株主優待として、ディズニーランドやディズニーシーの1デーパスポートの提供を実施しているため、個人投資家に根強い人気があります。

株主優待を目当てにディズニーのファンの方々は、一度はオリエンタルランド社の株式を所有することも考えたのではないでしょうか。ここでは、具体的にオリエンタルランドの株主優待について紹介します。

チケットオリエンタルランドの株主優待の詳細

オリエンタルランドは、株主優待に積極的で3月末と9月末にいる株主に対して、持ち株数に応じて「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」のいずれかのパークで利用可能な1Dayパスパートを提供しています。

株主優待で提供する具体的な枚数は以下のようになっています。

所有株式数に応じた提供枚数

所有株式数9月末3月末合計
100株以上1枚1枚
400株以上1枚1枚2枚
800株以上2枚2枚4枚
1,200株以上3枚3枚6枚
1,600株以上4枚4枚8枚
2,000株以上5枚5枚10枚
2,400株以上6枚6枚12枚

上の表を見ると、資金があまりない方でも100株保有していれば年1回(1枚)もらえて、400株保有する資金があれば年2回(1枚ずつ合計2枚)のパスポートが株主優待でもらえるということになります。

長期株主優待制度

また、オリエンタルランド株には長期株主向け優待制度もあります。こちらは、簡単にいうと3年以上の株主に対して100株以上所有している場合、アニバーサリイヤーに合わせてチケットを追加で発行するという株主優待制度です。

もう少し具体的にみると、アニバーサリーイヤーである35周年と40周年の年に、長期間オリエンタル株を保有している株主に、上記でもらえる株主優待に加えてさらに長期保有の株主優待パスポートを提供するということです。

公式サイトによると、東京ディズニーリゾート 35周年には、2015年9月30日から2018年9月30日までの全ての基準日(9月30日および3月31日)において、同一株主番号で当社株式を100株以上保有されている株主を対象に、所有株式数にかかわらず一律 2枚の株主優待パスポートを2018年12月に配布予定です。

また、東京ディズニーリゾート 40周年には、2018年9月30日から2023年9月30日までの全ての基準日(9月30日および3月31日)において、同一株主番号で当社株式を100株以上保有されている株主を対象に、所有株式数にかかわらず一律 4枚の株主優待パスポートを2023年12月に配布するとのことです。

ここで注意なのは、同一株主番号である必要があるということです。すなわち、途中で株式を売却し再び買い直すと、この株主優待を受けることができないので、継続して所有する必要があります。

オリエンタルランドの株価

オリエンタルランド社の現在の最新株価jは8,490円となっています。株主優待が発生する最低株数が100枚なので、手数料367円込みで購入金額が849,367円となります。(2017年9月時点)5ヶ月前の4月24日には6,509円を記録していたので、約2,000円上がっているということになります。

オリエンタルランドの株式の買い方

オリエンタルランドの株は、ネット証券に口座開設(無料)をすれば、買うことができます。まずは、ネット証券の口座開設の手順を参考に、口座開設の申し込みをしてください。ネット証券の口座開設は無料で維持費などもかかりません。

また、キャンペーン中に口座開設をすれば、お金がもらえたり口座開設をするだけでお得な場合もあります。開設するネット証券は、ご自身の利用頻度に合わせて調べた上で購入するのがいいでしょう。

ネット証券の口座開設は申込から数日かかります。口座開設が完了したら、ネット証券の銘柄検索で「オリエンタルランド」または「4661」で検索をしてみてください。4661はオリエンタルランドの株価コードです。

購入する資金をネット証券に入金して、買いの注文を入れれば買うことができます。この際、オリエンタルランド社の最低所有株数が100なので、株価×100株がオリエンタルランド株購入に必要な資金ということになります。

権利確定日

オリエンタルランドの権利確定日は3月末と9月末となっており、この権利確定日に株式を保有していると株主優待がもらえます。具体的な権利確定日は以下の通りです。

・2017年9月26日
・2018年3月27日
・2018年9月25日
・2019年3月26日
・2019年9月25日
・2020年3月26日
・2020年9月25日

3月末の株主優待は、6月上旬〜中旬に届きます。9月末の株主優待は12月上旬〜中旬に届くことになっています。オリエンタルランドの株主優待を得るためには、この日までにオリエンタルランドの株式を購入しておく必要があります。

しかし(例えば、2017年3月末の株主優待を受けるためには、2017年3月28日までに株式を購入しておく必要があります)、この日以降であれば株式を売却してもオリエンタルランドより優待券は送られてきます。

いつ発送されるの?

オリエンタルランドの株主優待の特典(株式配当も同様)は、株主総会によって決算が承認されないと確定できないため、株主優待の発送も株主総会の後に行われるということになります。例年、オリエンタルランドの株主総会が実施されるのが6月と12月なので、それぞれの第一週目までには発送されています。因みに今年度は6月7日に発送されています。

いつ届くの?

地域にもよりますが、発送された後一週間から一週間半で届くことになります。

利用期限について

オリエンタルランドより送られてくる株主優待のパスポートの利用期限は1年となります。株主用パスポートは優待パスポートは違い、優待者入口は利用できませんのでご注意ください。また、日付指定有りのパスポートと違い、年越しイベントなどの入場制限がかかった場合は入場する事ができません。

株主用パスポートはそのまま入場ゲートに入れますので、正式な券に交換する必要はありません。入場制限がかからない限り、入場するまでの時間短縮ができるということになります。

オリエンタルランドの株主優待券の売買について

買い取る場合

オリエンタルランドの株式を持っていないけど、株主優待パスポートは手に入れたい方は、一度はどうしたらよいのでしょうか。皆さん真っ先に思い浮かぶのが金券ショップではないでしょうか。

一昔前まで、オリエンタルランドの株主優待券は金券ショップでも高値で取引できる人気の優待券でした。ディズニーリゾートでは2012年までは新幹線同様、ディズニーのパスポートにも入場ゲートを通った段階で、チケットにパンチで穴が開く仕組みになっていました。この仕組みがあったので、金券ショップでも使用済・未使用の区別が簡単についていました。

しかし、2013年にパスポート入場チェックがこのパンチ式からバーコード読み取り式に変更しました。これは、オリエンタルランドによるバスポート転売の防止策とも考えられます。

このおかげで、eチケットなどの販売が可能になったわけですが、株主優待券からすると「使用済みか未使用かの判断が外見からわからない」という問題が生じることになりました。こうしたリスクがあるため、多くの金券ショップが同株主優待券の取り扱いを辞めたのです。

すなわち、多くの金券ショップでは買い取ることができなくなってしまいます。個人間でのやり取りができるオークションサイトでも、オリエンタルランドの株主優待パスポートが販売されていますが、ここでも同じ問題が生じしてしまいます。

バーコード方式により「使用済み・未使用」の区別が傍目でつかないため、100%確実に使えるかどうかは、バーコードを通してみないとわからないという不確定さがあります。トラブルの元にもなりますので、よほど信頼できる相手でないと危険です。

売りたい場合

上と同じ理由で、オリエンタルランドの株主優待パスポートを売りたい場合も、金券ショップで取り扱ってくれるのが困難ということになります。どうしても売りたい場合は「優待券を届いたままの状態にしておくこと」がいいでしょう。

オリエンタルランドの株主優待券は、封筒に封緘された状態になっているので、そのまま未開封の状態なら未使用であるとの主張が通り易いです。金券ショップによっては、株主優待券が届いた封筒も一緒に持ってきてもらい、封筒の住所と免許証などの本人確認証の住所を確認し、一致した場合のみ買取を受け付けているところもあります。

こうすれば、株主優待券を受け取った本人が金券ショップに売りに来ていることになるので、万が一使用済だった場合でも本人に返却することができるので、リスクを限りなく0に近付けることができます。

これは、オークションサイトでも主張できるので、詐欺だと疑われて評価を下げれてしまわないように注意しましょう。

株主優待以外に安く手に入れる方法

ディズニーリゾートのパスポートが値上がりしている今、少しでも安く手に入れたい方にとって株主優待券を買い取ることのリスクは、とても残念な足かせに思うでしょう。しかし、それ以外にも安くパスポートを手に入れる方法があります。

例えば、クレジットカード会社のJCBはオリエンタルランドと提携しているので、カードをご利用中の方はJCBのポイント(OkiDokiポイント)と交換することでも1dayパスポートを受け取れます。

現在、1300ポイントで1dayパスポートと交換できます。JCBのポイントは1ポイントあたりの価値がおよそ5円(商品券交換時)なので約6,500円相当のポイントで通常価格7,400円のチケットがもらえるわけです。普段より、JCBカードを利用してポイントを貯めている方はこうした使い方も有効でしょう。

クラブ33とは?

ディズニーの中にある秘密のレストラン、クラブ33について一度は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。ここでは、クラブ33とオリエンタルランドの株主優待についての関係をご紹介します。

クラブ33の正体

クラブ33は、ディズニーの会員制レストランです。2017年現在、世界に二カ所存しか存在しません。一つは、アメリカ合衆国カリフォルニア州のディズニーランドにあります。こちらはオリジナルのクラブ33で、カリブの海賊やホーンテッドマンションなどのアトラクションがあるテーマランド「ニューオーリンズ・スクエア」の一角にあります。

そして、もう一つは東京ディズニーランドにあります。秘密の会員制レストランとして、元々は都市伝説のように思われていたのですが、こちらのレストランは現在招待制で入れるのです。

クラブ33への入り方

クラブ33は、実はオリエンタルランドの株主優待とはまったく関係ありません。よって、オリエンタルランドの株式を持っている所で、このクラブ33に入れるわけではありません。では、どのように入ったらいいのでしょう。

まず、一つ目の方法が既にクラブ33の会員の方に同席させてもらうことです。しかし、クラブ33の会員は数が限られていますので、よほど財政界や芸能界などの著名人とのコネクションがない場合、この方法はかなり困難と言えます。

もう一つの方法が、JCBのプラチナカード「ザ・クラス」を所有することです。ザ・クラスの会員に年一回送られてくる「メンバーズ・セレクション」の中に、「東京ディズニーランド®ペアランチお食事券とパスポート(2枚組)セット」というプランがあるので、これを選ぶことで年に一回だけクラブ33に入ることができます。

ただし、ザ・クラスを取得するには、一定のJCBカードの使用額をクリアすることと、年齢・年収などの条件もクリアしなければなりませんが、挑戦して見る価値はあると思います。

オリエンタルランドの株主優待を紹介しました

オリエンタルランドの株主優待について紹介しましたがいかがでしたか。最低100株を所有し1枚のパスポートを得るということで、株主優待率については皆さんそれぞれお得かどうか思うところがあるでしょう。

しかし、ディズニーを応援するファンの方にとっては、応援する気持ちも込めてオリエンタルランドの株式を購入しても良いでしょう。その際には、オリエンタルランドが年間公表する株主決算の資料等にも目を通して、動向をつかむのが良いでしょう。

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