カゴメはどんな会社?
カゴメの会社概要は?
カゴメ株式会社は、トマトジュースや野菜ジュースの飲料品およびトマトケチャップ等のトマト加工品を製造販売している会社です。主力のトマトジュース等の販売は好調で、最近では「スムージー商品」(トマトをシャーベット状にした飲料品)がダイエット食品として人気を博しています。
「カゴメ」の由来は?
カゴメの社名の由来は、大正3年に設立された「愛知トマトソース製造合資会社」(カゴメの前身)の社長であった蟹江一太郎が、大正6年に初めて商標登録をしました。最初の申請は、蟹江一太郎に西洋野菜の栽培をすすめてくれた西山中尉との出会いを記念して、マルの中に陸軍のシンボルマークである「五角の星」の形でした。
しかし、大日本帝国陸軍を表すマークだとして却下された為、「六角の星」で再申請します。またもや、とにかく星ではだめと承認されず、三角を二つ組み合わせたマークを考案します。そのマークがトマトを収穫する時の「籠の目」の形に似ていることから、「カゴメ印」として再々申請し許可がおります。
その後、昭和38年に社名を「カゴメ株式会社」と改称し、現在に至っています。
カゴメの株主優待はどうなの?
カゴメの株主優待の内容は?
カゴメの株主優待は、一般投資家の間でも根強い人気のある企業の一つです。まず、100株の保有で1,000円相当のカゴメの株主優待商品がもらえます。毎回新商品を中心にした商品の入れ替えがありますので、どんな株主優待商品がもらえるのかワクワクドキドキです。
平成29年4月の1,000円相当の株主優待商品はケッチャップ300gと野菜生活100が4種類、濃厚あらごしトマトソースの缶づめが届きました。次回の発送日は10月19日(木曜日)で、1,000円相当の株主優待商品は、野菜生活100が2種類、野菜ジュース食塩無添加、トマトパッツァ用ソース、カゴメ醸熟ソース、カゴメトマトケチャップというラインナップです。
ちなみに、平成29年10月の3,000円相当の株主優待商品は、野菜生活100が8種類、野菜ジュース食塩無添加、トマトパッツァ用ソース、アンナマンマ濃厚トマトクリーム、糖質想いのオムライス、糖質想いのトマトリゾット、カゴメ醸熟ソース、トマトのポタージュ等とランクアップして豪華です。
カゴメの株主優待の権利確定日は?
カゴメの株主優待の権利確定月は12月と6月の年2回あります。例えば、平成29年12月の場合の株主優待権利付き最終日は平成29年12月26日(火曜日)です。
ここで、よく勘違いしてしまいますが、株主優待をもらうには権利付き最終日までに所定の株式を保有することが必要です。そして、その4営業日後が株主優待権利確定日(12月29日)となります。
カゴメの株主優待の発送日は?
カゴメの株主優待商品の発送時期は12月末分が4月に、6月末分が10月に発送されます。昨年までは3月と9月に届いていましたが、新商品を中心としたラインナップで届けることができるように、今年から4月と10月に変更になりました。株主優待商品は全国一斉で佐川急便にて届けられます。また、株主優待商品は木曜日の発送が多く、前もってホームページに記載されます。
カゴメの株主優待をもらうにはいくら必要?
カゴメの株主優待をもらうには少しまとまった資金が必要です。カゴメの株価は、1株3,615円(平成29年10月6日の終値)ですので、100株購入するためには361,500円必要です。この投資額で2,000円相当(年2回合計)の株主優待と2,450円(昨年12月分 税別)の配当(年1回)がもらえます。
年間合計4,450円となりますので、メガバンクの定期貯金等より投資効率は高いです。仮に、361,500円をメガバンクの定期預金で1年間運用してもたった36円(税別)の利息しか付きません。また、株式市場の地合いが良好であれば、株主優待や配当以外にキャピタルゲイン(売買益)をゲットできる可能性もあります。
もちろん、株式ですから値下げリスクも十分考慮しないといけませんが、3期連続増収増益で経営は安定していますし、今後の健康志向を反映した販売拡大が期待できます。さらに、平成29年12月期は増配予想で配当利回りの更なるアップが見込めます。
カゴメのインセンティブは?
また、株主優待以外に抽選でカゴメの商品や劇場招待券が当たります。KAGOMAILからの応募になるのでメール登録が必要です。KAGOMAILはカゴメの決算情報などをタイムリーに届けるカゴメ株主専用のメールマガジンのことです。
トマト苗プレゼント
春頃にトマトジュース用のトマトの苗(凛々子)が抽選で当たります。凛々子はジョイントレスと呼ばれる品種で生食用と違いヘタの付け根に接合部がなく、収穫時にヘタが実に付かずに採れる品種です。何と言っても、自分で育てたトマトは愛着が湧きます。
カゴメ劇場招待
カゴメは、子ども向けのオリジナルミュージカルを毎年夏休みに全国各地の劇場で開催しています。今年は「ベジタブル探偵団(約20分)」「ヘンゼルとグレーテル(約40分)」を全国17会場35公演しました。
カゴメの通信販売はどうなの?
カゴメの通信販売で健康直送便があります。お店では買えない商品ばかりが、ネットや電話で買えます。なかでも、「カゴメつぶより野菜」は毎日続けられるおいしさと飲むたびに感じる野菜の奥深さを併せ持つ野菜ジュースで、累計販売数1,000万本突破しています。
1本に国産野菜350gを使用しています。人参、トマト、セロリ、ほうれん草など6種類の厳選野菜が手軽においしくとれます。また、食塩や砂糖は使用せず香料や保存料も添加していませんので安心です。
カゴメといえばトマト?
リコピンとは?
カゴメと言えばトマトです。真っ赤なトマトには栄養がいっぱい詰まっています。その中でも今注目されているのが、リコピンと呼ばれるカルテノイドの一種です。リコピンは生活習慣病や老化抑制にも効果があります。このリコピンの抗酸化作用は強力でβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍とも言われています。
トマトは、低カロリーで様々な栄養成分が豊富な健康野菜です。美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランスよく含んでいます。
リコピンをはじめとするカロテノイドの吸収性は、生野菜からは低く、同じ量を摂取したとしても、生のトマトより加工品の方が2~3倍もリコピンを吸収しやすいと言われています。リコピンはもともと油に溶けやすい性質があります。油を使った調理法で吸収率がアップします。熱に強いので炒めたり煮込んでも成分がそれほど減少する心配がないです。
トマトの効用は?
イタリアには、トマトとオリーブオイルを使ったメニューがたくさんありますが、実は、ガンや生活習慣病の予防の面でも非常に優れています。先日、朝食の際トマトジュースにオリーブオイルをスプーン1杯ほど入れて、電子レンジで数分温めて飲むのがお勧めとテレビで紹介されました。
先ほども書きましたが、リコピンは油に溶けやすい性質のため吸収率がアップし、加熱することでトマトジュースの細胞壁が壊れてリコピンが外に出てきて、さらに吸収率が上がるようです。朝食に飲むのがいいのは、朝が一番リコピンの吸収率が高まるとカゴメが研究結果として発表しています。
カゴメの株主優待を賢く利用して健康志向生活の実現
ここまで、カゴメの株主優待について考察してきましが、カゴメの株式投資は株主優待をもらえて健康にもやさしい優れものだと言えます。私たちが日常生活していくうえで、健康で文化的な生活を継続できるのはなによりの幸せです。このカゴメの株主優待を通じて、食生活の改善を図るきっかけにしましょう。