パチンコの税金対策
日本では、パチンコはお金を使って遊ぶのに、ギャンブルとしての扱いでは無くて、「風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律」として処理をされています。今のパチンコ屋さんの営業形式は、「三店方式」と一般的に呼ばれている形式で行っています。 意外と知られていない、パチンコ屋さんのカラクリはこうなっています。
1.パチンコ屋さん
2.特殊な景品問屋
3.景品交換所
簡単に説明すると、「パチンコ屋さん」でお客に遊戯をしてもらいます。遊戯の成績に対しての景品を渡します。お客様は、受け取った景品を近くの「景品交換所」に行って売ります。売るからお客の手元にお金が入って来る事になります。
それを、「特殊な景品問屋さん」が「景品交換所」から特殊な景品を買い取りを行い、「パチンコ屋さん」に売るを、ずっと繰り返している形になっていたんです。
パチンコは税金がかかるのか
公営ギャンブルと言われているギャンブルには、日本では税金がかかる事になっています。次の物は、公営ギャンブルとして認められているので税金がかかっています。競馬と競輪、宝くじと競艇の4つは、税金がかかっているので、確定申告をする義務が発生しています。
ここでは、年間に勝った利益から、券を買う費用として特別控除とし、50万円を引いた金額が、一時所得として扱われています。もし、一年間にマイナスを出していても確定申告はする必要がある事になっています。
パチンコは、ギャンブルに属していないので、「パチンコをしただけ」では税金はかからない事になっています。ギャンブルに問わず、収入となった事に対しての税金が、かかる事になります。
パチンコの税金を払っている人も
パチンコをしている人の中には、給料所得者の人も大勢います。要するにお給料を貰っている人の事を指しています。その場所、パチンコで出た利益は20万円以下は申告が不要となっているので、非課税の扱いになります。
という事は、本来であれば20万円以上の利益が出た時には、所得と見られて税金が発生しているので、一時所得か雑所得としてちゃんと申告をしないとダメだという事になっています。
この所得を選ぶ時のポイントは、娯楽を目的として一時的に収入があった場合は、「一時所得」と言い、営利のために継続して行われた行動の場合は、「雑所得」と分けています。でも、本当に利益が出たのかを証明する方法が現在では無いので、パチンコの利益を一時所得か雑所得して報告している人は、「ほぼいない」と言う事がリアルな現状です。
パチンコの税金はいくらかかるのか
収入に対しての所得税なので、ザックリと見ていきましょう。
課税対象となる所得の金額 / 税率 / 控除となる金額
・195万円までの場合/ 5% / 0円
・195万円〜330万円までの場合/ 10% /9.75万円まで
・330万円〜695万円までの場合/ 20% /42.75万円まで
こう見ると、そんなに所得として申告したからと言って、税金が凄く高くなる感じは無さそうにも見えます。
パチンコの税金の申告方法
パチンコの利益を、ちゃんと所得として報告している人も存在しています。パチンコをしている人の中には、パチプロと呼ばれる人達がいるのをご存知でしょうか。彼らは、パチンコをしてその利益で生活をしているパチンコのプロです。
先ほども言いましたが、利益を所得と証明する方法は無いので、パチンコでの利益を自ら所得と提出しているので、その場合は、税金を納めている事になります。本来は払わなければならない税金を払わない人が多い中、キッチリ報告している方々は偉い人、立派な大人の人です。
申告方法は、確定申告という形式になります。
確定申告
ギャンブルで税金を納めなかったというニュースになったのは、競馬です。なぜバレてしまったのかと言うと、ネットで馬券を購入して、勝った利益が銀行に入金されていたので、記録が残ってしまい証拠となりました。
パチンコの場合は、身分を提示する事もなく、ギャンブルではないのでその場での換金ができません。よって、証拠を残す事と、国税側が証拠を集める事が難しく摘発は困難を極めます。
・利益を一時所得として、確定申告の紙に記入するだけです。
・利益-特別控除の50万円=利益として申告する金額と、なります。
変わるパチンコ税
今は、パソコンはギャンブルとして認可されて無いので税金を直接徴収するのは難しいので、政府がパチンコをギャンブルとして認め、パチンコ税という税金を数%取る仕組みにしようと議論されています。
ギャンブルとしてパチンコが認められても、その他の、決まりも今の法律では対応できなくなるので、そちらも変更しないとダメになるので、パチンコ税という税金を納める事になるのは、また少し先の話になるでしょう。
それまでの間に、趣味やプロとしてパチンコ屋さんに通っている人は、いっぱい貯金をしておかないと辛くなってしまう可能性が出てきます。今までは、かからなかった税金がかかると聞くと不安になる事もありますが、払ったとしても多少の額なので、確定申告すれば済む簡単な話です。
パチンコ税導入で困るのは
もしも、パチンコ税が導入された場合の事を考えてみましょう。今、パチンコ店に出入りしているお客さんの中で、一番困る人達が出てきます。それは、間違いなく、何らかの理由により働いていないから非課税とし国に手続きをしている生活保護を、受給している人達になります。
なぜか、生活保護を受給してるのにパチンコ店に毎日のように出入りしている人も存在しているのは、事実だからです。毎日、パチンコ店に出入りする暇があるのなら、何処かにバイトに行く事だって、しようと思えば、可能な事がバレてしまいます。
働く事が、可能なら、生活保護を受ける必要が無くなります。そうした場合は、少しでも税金を払う必要が出て来てしまい、今のような生活を送る事は難しくなるでしょう。
パチンコの税金はマイナンバーでばれるのか
現在では、マイナンバーをパチンコ屋さんに提示する制度にはなっていないので、政府は、あなたがパチンコ店に行ったかを、調べる事は難しいでしょう。
でも、カジノと同じように、パチンコ屋さんに入店する際に「マイナンバーの提示制度」を適応する事が決まった場合は、パチンコ税がかかるようになるでしょう。その時は、税金から逃げる事は不可能です。素直に納めましょう。
パチンコの税金はいつ申告するのか
パチンコで出た利益は、いつ申告するのかと言うと、毎年2月の中旬から3月の中旬までが確定申告の時期となっています。年末年始の頃には、確定申告のニュースが増えるので、税務署に行く事を ウッカリしないように、気をつけて確定申告をして、税金を納めましょう。
申告するだけで、ビクビクする事もなくなり、申告したからと言って、払う税金が増える事になるのは、別の話になります。ちゃんと、利益と控除となる金額の計算をすると、気にするような額には、ならない事もあります。
パチンコは所得として税金が優遇されるのか
今、現在の段階では、パチンコで出した利益からの所得に対しての「税金が優遇される事がある」と言う事は、政府では残念ながら検討されていません。まだ、政府でも現実にパチンコ税を徴収するためのシステムも進んでいない状況の中で、優遇に対しての案を出している場合では無いです。
税金を徴収して初めて、国民のために次はどうするべきか検討されるので、「優遇」まで気にして貰えるのは、何年も先の話になるでしょう。
パチンコは適当にしよう
今のパチンコには、パチンコ店で、遊んだからと言って税金を徴収される事は、ありません。
何年か先に、マイナンバー制度の導入など、いろいろな面での法律が改正された場合には、パチンコ税から逃れる事は難しいでしょう。どんな理由があっても、日本に住む人々の生活では、本来「収入に対しての税金を納めるシステム」で、日本は動いているからです。
今、パチンコ税はかかっていないので、今のうちにいっぱいパチンコ店に出入りしてお小遣い稼ぎをして貯金を増やす人も出てくるでしょう。
税金を納めると言っても、年収に対しての税金なので、1000万円を年収で稼ぐ人は、当然高く税金を納める事にはなりますが、一般的な年収の人の場合は、少ししか変化しないので、申告して胸を張って、堂々とパチンコで遊ぶのも悪くないでしょう。