hellaってどんな英語?
hellaとは”Hell of”が省略されたスラングであり、「すごく」「とても」という意味があります。
“very”や”many”、”much”と同じ意味で使われる言葉であり、アメリカの若者の間でより砕けた表現として用いられています。
Hell ofが省略されたスラング
hellaは”Hell of”という表現が省略されて産まれたスラングです。
“Hell”とは「地獄」を意味する単語であり、”Hell of”を直訳すると「地獄の」という意味となるため、一見非常に悪い状況を表す言葉のように思えます。しかし”Hell of”は「(良くも悪くも)すごい」という意味で使われる表現であり、若い世代の日常会話で度々用いられるスラングです。
発音の仕方
hellaの発音は[‘hɛlə]であり、「ヘラ」と読みます。
hella自体は”Hell of”を省略したスラングですが、元は”Hell of a lot”という慣用表現でよく用いられた言葉であり、”Hell of a lot”のネイティブな発音「ヘラロット」から「ヘラ」となった経緯があります。
hellaはいつ頃使用されていたのか
hellaは2000年頃のアメリカ西海岸の人々が使い始めたスラングだと言われています。
hellaはアメリカ西海岸の都市カリフォルニア発祥のスラングだとされ、2000年頃の若者たちの間で使われるようになったそうです。
基本的にスラングはローカルな言葉であり、発祥の地以外では通じないことも多いのですが、hellaに関しては使いやすさも相まって東海岸側のニューヨークでも用いられるスラングとなりました。
hellaが表す2つの意味
hellaは主に「すごく」「とても」という意味で使われます。
両者とも次の言葉を強調する意味として用いられる表現ですが、ニュアンスに若干の違いがあります。「すごく」は「(良くも悪くも)逸脱している」という意味で、「とても」は「(否定的な意味で)逸脱している」という意味でつかわれることが多いです。
ただし、現代社会では両者の違いはほとんどなく、状況に応じて気持ち使い分ける程度です。
hella意味1:すごく
hellaの一つ目の意味「すごく」は、主に日常会話の中で砕けた表現として「(良くも悪くも)逸脱している」というニュアンスで使われます。
hellaは後に続く形容詞や名詞を強調する目的で使われ、例えば”hella cute”ならば「すごく可愛い」、実際の砕けた意味合いだと「超カワイイ!」といった意味になります。反対に悪い意味でも使われますが、基本的には日常会話の中で物事を強調する目的で使われます。
hella意味2:とても
hellaの二つ目の意味「とても」は、どちらかと言えばマイナスな表現として用いられることが多く、「(否定的な意味で)逸脱している」というニュアンスで使われます。
例えば”hella noisy”ならば「とてもうるさい」、口語的には「耳障りだ」といった意味になります。
とはいえ現代社会では両者の違いは曖昧であり、しいて言うならば少々固い意味合いで使われる程度の違いしかありません。
「すごく」意味での使い方2つ
hellaは基本的には日常会話に用いるスラングですが、広く広まっている言葉のため、ビジネス会話でも使える表現です。
日常会話では友人との会話で砕けた表現として、ビジネス会話では相手を信頼しているという意味も込めてあえてスラングであるhellaを用いることがあります。
1:日常会話での英語例文
まずは日常会話での例文として”He is hella cool!”という表現について読み解いてみましょう。
この文を直訳するならば「彼はすごく素敵です」となりますが、口語的に訳すならば「彼ってば超イケてるじゃん!」といった非常に砕けた表現になります。
友人間での日常会話なら、このような感じで使う位で丁度良いでしょう。
2:ビジネス会話の英語例文
次にビジネス会話での例文として”Why don’t we make hella cash?”という表現について読み解いてみましょう。
“We don’t we~?”は相手に何かを提案する際に使う表現であり、この文を訳すならば「一緒に大金を稼ぎませんか?」となり、よりカジュアルな訳し方では「一緒に大金を稼ぎましょう!」といった誘い文句となります。
ビジネスの場であえて砕けた表現を用いることも大事な戦略の一つです。
「とても」意味の使い方2つ
hellaを「とても」という意味で使用するならば、否定的な意味合いで用いるのが良いでしょう。
日常会話での使い分けはそこまで必要性がありませんが、ビジネス会話では言葉を正しく選ぶことが重要です。あえてスラングであるhellaを用いるからこそ、その微妙なニュアンスの違いをしっかりと理解しなければいけません。
1:日常会話での英語例文
まずは日常会話での例文として”I’m hella tired.”という表現について読み解いてみましょう。
この文を直訳するならば「私はとても疲れています」となりますが、口語的に訳すならば「めっちゃ疲れた」といった非常に砕けた表現になります。
今回はネガティブな意味での用例を紹介しましたが、日常会話ならばポジティブな意味で使っても問題ありません。
2:ビジネス会話の英語例文
次にビジネス会話での例文として”What do you think about hella cost?”という表現について読み解いてみましょう。
“What do you think about~?”は相手の意向を伺う際に使う少々固めな表現であり、この文を訳すと「莫大な費用がかかることについてどうお考えですか?」となります。
固めな表現にあえてスラングを混ぜることで印象を和らげつつ、しっかり提案を行っている文章です。
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hellaと同じ意味を持つ英単語3つ
hellaと同じ意味を持つ単語には”very”、”many”、”much”などがあります。
どれも「すごく」「とても」という意味を表す単語であり、物事を強調する際に使われます。スラングであるhellaとは違い、皆さんも学校などで習った英単語ですのでどれも聞き馴染みがあるはずです。
ただしこれらの単語にも若干のニュアンスの違いがあるため、しっかり学んでいきましょう。
同じ意味の英単語1:very
veryはmanyやmuchと異なり、副詞としての用法がある単語です。副詞は名詞だけではなく、形容詞や副詞の前に付けることができます。
veryの意味はhellaと同じ「すごく」「とても」ですが、用法もhellaと同じで名詞だけでなく形容詞も強調することができます。基本的にはhellaの正当な丁寧形だと考えれば問題ありません。
同じ意味の英単語2:many
manyはmuchと同じ意味の形容詞ですが、可算名詞に対してのみ使うことができます。可算名詞とは1つ1つの個数を数えられる名詞のことです。
manyの意味もhellaと同じ「すごく」「とても」ですが、hellaやveryと違って可算名詞のみを形容する単語です。例えば”many cars”で「大量の車」など、主に「たくさんの」という意味合いで用いられます。
同じ意味の英単語3:much
muchはmanyと同じ意味の形容詞ですが、不可算名詞に対してのみ使うことができます。不可算名詞とは1つ1つの個数を数えられない抽象的なものを表す名詞のことです。
manyとmuchの使い分けは形容する名詞が可算名詞か不可算名詞かどうかです。例えば”much water”で「大量の水」など、「たくさんの」と表す際にも形容される単語によってきちんと使い分ける必要があります。
hallaの意味を理解して実際に使ってみよう
物事を強調するhellaは、スラングでありながら日常会話だけでなくビジネスシーンでも使える汎用性の高い言葉です。
元々はアメリカ西海岸で産まれたスラングですが、今では東海岸のニューヨークでも通じるまでになったhella。皆さんも使い方をマスターして実際の英会話で使ってみてはいかがでしょうか。