here we go とは?
海外の映画やドラマ、日本のゲームなどでも「here we go」という英語をよく聞くことがあります。しかし、実際にはどのように使えばよいのか、悩んでしまうことも多いでしょう。
この記事では、日常からビジネスまでマルチに「here we go」を使いこなせる方法をご紹介いたします。
here we go の意味
「here we go」を辞書などで調べると、「さあ始めるぞ」や「さあ行くぞ」などの意味が出てきます。どちらの意味も、掛け声のような英語表現であることが分かります。
しかし、これらの意味にはニュアンスが含まれていて、会話に取り入れる上で重要な鍵となります。
here we go の持つ2つのニュアンス
「here we go」の意味は前述のとおりですが、その意味にはニュアンスが2つ含まれています。話し手の意図により異なってきますので、「here we go」を自身で使う際には、違いを頭に入れて置きましょう。
以下に、その2つのニュアンスの違いをご紹介します。
ニュアンス1:ここから始める
まず、最初のニュアンスは「ここから始める」です。
「here we go」は、何か始める直前の掛け声のような表現で「今まさに何かしようとしている、起きる」時に使います。
たとえば、「be about to do」の「今まさに~しようとしている」と似た表現になります。
ニュアンス2:ようやくここまで来た
2つ目は、「ようやくここまで来た」です。
「ここから始める」に繋がることですが、「ある事柄が一段落ついた」「目的が達成された」というような時に、「here we go」を使います。
「we」という単語を含むので、自分だけでなく「誰かと一緒に」やってきたことを表しています。
here we go を使うシチュエーション
ここまで、「here we go」の意味やニュアンスを説明してきましたが、ここからは実際どのようなシチュエーションで使うのかをご紹介していきます。
上記でご紹介した2つのニュアンスを踏まえ、まずは大きく分けて2つのシチュエーションを見ていきましょう。
シチュエーション1:何かを一緒に始めるとき
1つ目のシチュエーションは、誰かと「何かを一緒に始めるとき」に使います。
「here we go」は、さまざまな行動に当てはめて使用できるため、喜怒哀楽の表現が可能です。
たとえば、不安なことがこの先に待っている状況などに、自身と他の人を奮い立たせるような「せ~の」などの掛け声としても使えます。
シチュエーション2:一緒に何かを成し遂げたとき
2つ目のシチュエーションは、誰かと「一緒に何かを成し遂げたとき」です。
これは、「探していた物や人が見つかった」「ようやく確認できた」などの達成時に使います。目的地になかなか着かずにやっと到着した際に、「見つけた」「あった」など安堵感から出る声と同様です。
【シチュエーション別】here we go の使い方例4つ
先に「here we go」を使う2つのシチュエーションを紹介しましたが、ここからはさらに詳しい4例をご紹介します。
今まで使っていたシチュエーションに加え、こんな時にも「here we go を使えるのか」と思えるような、意外な使い方が見つかるでしょう。
何かを一緒に始めるとき
まずは、「誰かと何かを一緒に始める」という意味で、日常とビジネス両方のシチュエーションでご紹介します。
どちらのシチュエーションでも、日本語で言えば「掛け声」のような意味合いがあります。「これから何かが始まる」または「何かが起きる前」に使う英語として覚えておきましょう。
使い方例1:日常会話での使い方
日常の中の何気ない会話の中で、掛け声のように使われているのが多いことが分かります。
人が集まり何か一緒に始める場面では、写真を撮る際にも「here we go」でシャッターを切ることがあります。
まずは掛け声のように使ってみてはいかかでしょうか。
- ゲームで遊ぶ「Here we go! Let’s roll!」「さあいくよ!サイコロを振ろう!」
- 歌を歌う「Here we go. One two. Happy birthday to you.」「いくよ。せ~の。ハッピーバースデートゥーユ-」」
- 遊園地のジェットコースターにて「Here we go! Let’s enjoy. 」「さあいくよ!楽しもう。」
使い方例2:ビジネス会話での使い方
ビジネスでも、日常会話と同じく「here we go」は掛け声のように多く使われています。
個人プレイではなくチームで動く仕事に関しては、チームメンバーの奮起を促す言葉として「さあ頑張るぞ!」などのニュアンスも含まれています。
- プレゼン直前「Here we go! We can do it.」「さあいくぞ!私達ならできる。」
- 営業「Here we go! We got a first order.」「さあ始まるぞ!最初の注文がきた。」
一緒に何かを成し遂げたとき
次に、誰かと「一緒に何かを成し遂げた」シチュエーションを日常とビジネスの両方でご紹介します。
この場合の「成し遂げた」と言う表現は、探していた人や物などが見つかったことを意味します。目的達成を表しますが、実際の生活ではどのように使うのでしょうか。
使い方例3:日常会話での使い方
日常の生活では、さまざまなシチュエーションで「見つけた」「あった」「いた」という意味で「here we go」が多く使われています。
探していた物や人がようやく見つかった時など、費やした時間を経て「やっと」というニュアンスを含めて使うと良いでしょう。
- 目的地「Here we go! This is the restaurant we’ve been looking for.」「見つけた!これが私達が探していたレストランだ。」」」
- 探し物「Here we go! I found my cell phone.」「あった!携帯見つかった。」
- 待ち合わせ「Here we go! I see my friend over there.」「いた!あそこに友人がいる。」」
使い方例4:ビジネス会話での使い方
ビジネスでも探していた物や人、そして情報など見つけた際に使われます。
この場合は安堵や歓喜の声としてのニュアンスを含みます。ビジネスでは目的達成は常に求められていることですが、達成の際にはぜひ「here we go」を使ってみてください。
- 情報「Here we go! This is the information we need to finish our presentation.」「見つけた!これがプレゼン資料に必要な情報だ。」
- 人事「Here we go! He is the one we’ve wanted for a long time.」「いた!彼が私達がずっと求めていた人材だ。」」
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here we go と間違えやすい英語3つ
最後に、「here we go」にとてもよく似た英語で、間違いやすい表現を3つご紹介します。
一見、同じような意味と勘違いしがちなのですが、実は全く意味が異なってくる表現があります。実際に間違える方が多いのでしっかりと覚えておきましょう。
間違えやすい英語1:Here we go again
「here we go」に「again」が付いた表現です。
意味は、「またか」「また始まったよ」「あーあ」など繰り返し起こることに対して使い、嫌な不快な気持ちが含まれます。
例えば、上司がまた同じ話を始めた時など、ふと呟いてしまう言葉です。
間違えやすい英語2:Here we are
「go」が「are」に変化した表現です。
意味は「ここにあるよ」という、探し物などが手元にある時に使います。「やっと見つけた」という意味ではないので気をつけましょう。
また、「目的地に着いたよ」という意味もあり、この意味で使われることが多いです。
間違えやすい英語3:Here we come
「go」が「come」に変化した表現です。
「とうとう着いた!」という意味を表し、長旅で長時間の移動を経てようやく目的地に着いた際に使います。特に海外への長旅の際には「here we come」と叫びたくなるかもしれませんね。
here we go の意味を正しく理解して実際に使ってみよう
ここまで「here we go」の意味や使い方を説明してきましたが、お分かりいただけたでしょうか。
何か始める時の「掛け声」、そして成し遂げたときの「安堵の声」という2つのニュアンスを覚えておきましょう。
日常やビジネスなど、さまざまなシチュエーションで使いこなせるようになりましょう。