kudosの語源は?
最近、英語の文章の中で「kudos」という単語を見たことのある方はいらっしゃるでしょうか。CNNニュースで第二次阿部政権について語った際にも使われた言葉ですが、実は意味を知らなかったという方も多いでしょう。
語源はギリシャ語で「栄光」や「名声」といった意味があります。
Thank youなどの代わりにも使われる単語ですが、どのように使うのでしょうか。この記事では、kudosの意味や使い方をご紹介します。
kudosの発音方法
kudosは、そもそもどのように発音すればよいのでしょうか。
kudosの発音記号を見ると「k(j)úːdɑs」となっていますので、「クードス」あるいは「キュードス」と発音することが確認できます。
kudosが使われる場面2つ
では、実際に「kudos」はどのような場面で使われるのでしょうか。この「kudos」という単語はどちらかというと文面で使われることが多く、日常会話よりもメールでのやりとりやSNSでの書き込みでよく使われる点も特徴の1つです。
メールの場合とSNSの場合、それぞれの場面においてどのように使うかを見てみましょう。
kudosが使われる場面1:メール
メールでのやり取りとなると、最近ではビジネス上でのやり取りが中心になります。
ビジネスの場での「kudos」だと、たとえば「Kudos for your outstanding achievement!」といったように使います。これは「素晴らしい業績に拍手を送ります。」といった意味になります。
kudosが使われる場面2:SNS
SNSで「kudos」を使う場合は、メールと比べて短い言い回しで使う場面が多くなります。
また、使い方としてはメールに比べてカジュアルになります。たとえば「You did it! Kudos to you.」は「やったね!あなたはすばらしい」という意味で使われます。
「kudos」という単語自体が称讃を意味しますが、メールでの場面にしてもSNSでの場面にしても、特に思い切った大胆な行動などに対して使われます。
kudosの主な意味4つ
それでは、「kudos」の具体的な意味について見ていきましょう。「kudos」には「名声」や「栄誉」、「威信」「称賛」などの意味があります。
いずれも、実際に行った行為などを称える意味合いで使いますので、気軽に「おめでとう」という意味で使うものよりも具体的な行為をしっかりと指していることになります。
それぞれの意味合いについて詳しく見ていきましょう。
kudosの主な意味1:名声
「kudos」には、まず「名声」という意味があります。
もともと、この単語の語源はギリシア語ですが、そのもともとのギリシア語の意味が「名声」や「栄光」です。語源に非常に近い意味合いで使っていることが分かります。
kudosの主な意味2:栄誉
「kudos」意味として、「栄誉」もあります。
たとえば、「academic kudos」だと「学問上の栄誉」といった意味になります。また、「super kudos」だと「大きな栄誉」という意味で使うことができます。
kudosの主な意味3:威信
「kudos」には「威信」という意味もあります。これは主になされた功績に対しての意味合いが多いです。
なお、日本で2017年秋にスタートした「kudos」というファッションブランドがありますが、これは、その服を身につけることでその人が称賛や威信の待つ方へ導かれるようにということに由来して付けられた名前です。
kudosの主な意味4:称賛
「kudos」には「称賛」という意味もあります。
たとえば、「Kudos to all of people who helped make this project possible.」であれば、「このプロジェクトを実現するために協力してくれた人々を称賛します。」といった意味になります。
kudosの使い方2つ
「kudos」を実際に使ってみましょう。この単語を使う場面は、人に対して使う場合と褒めたたえるべき物事に対して使う場合の2つに分かれます。
人に対して使う場合は「kudos to~」、具体的な物事に対して使う場合は「kudos for~」となります。それぞれ具体的にどのように使うのかを見てみましょう。
kudosの使い方1:人に向けて使う場合
まず、人に向けて「kudos」を使う場合には、何か思い切ったことをした人や大きな功績を収めた人に対して賞賛の意を示す意味として使われます。
「Kudos to you!」が定番のフレーズで、「よくやったね!」や「すごいね!」と訳すことができます。「kudos to~」はあくまでも対象は人であることがポイントです。
Kudos to~
「kudos to~」を使う例を見てみましょう。「Kudos to all the teachers and educators in the world!」は「世界中の講師や教育者を心から称賛します!」と栄誉を送る言葉になります。
また「Kudos to everybody who helped out with this event.」は「イベントに協力してくださった皆さんのお陰です」とイベントへ協力した人達への称讃となります。
kudosの使い方2:具体的な行為に向けて使う場合
「kudos」は人に対してだけでなく、実際に行った具体的な行為を指して使うこともできます。この場合は先に書いたとおり、「kudos for~」と使い、その後に対象となる具体的な行為を書きます。
「kudos for~」の後に来るのは必ず具体的な行為ですので、間違えないように気を付けましょう。
Kudos for~
それでは実際に「kudos for~」を使う例を見てみましょう。たとえば「Kudos for your outstanding achievement!」だと「素晴らしい業績に拍手を送ります。」という意味の文になります。
意味としては行為を行った相手を称賛していますが、「kudos for~」の場合にはあくまでも「your outstanding achievement」という行為が対象になります。
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kudosを使う際の注意点2つ
「kudos」を文章に使う上で気を付けておくべき点は何でしょうか。この単語は日常会話よりもメールやSNSでよく使う単語であることから、文章で残ります。そのため、使い方は会話で話す場合よりも気を付けておく必要があります。
「kudos」を使う上での注意点としては主に「Congratsとの使い分け」と「できるだけ文面で使うようにする」の2点です。それぞれについて見ていきましょう。
kudosを使う際の注意点1:「Congrats」との使い分け
「kudos」は、同じような意味のある「Congrats」と使い分けすることも大事です。「Congrats」にも相手を称賛する意味合いはありますが、「kudos」と比較してもっと気軽に使う言葉になります。
単純に「おめでとう」を意味する「Congrats」とは異なり、「kudos」は何か思い切ったことや凄いことを成し遂げた人に対して使われます。
kudosを使う際の注意点2:なるべく文面でのみ使う
先に書いたとおり、「kudos」は日常会話でというよりも主に文面で使われる単語です。会話をする中ではなく、メールに書いたりSNSで投稿する際などに利用するようにしましょう。
kudosの意味を理解して正しく使おう
「kudos」の意味や使い方は理解できましたでしょうか。
「kudos」は思い切った行動などに対する称讃などで使う、少し硬い意味合いの言葉ですので、主に口語ではなく文面のみで使うことにはなります。「congrats」との違いを理解して使い分けることで、よりコミュニケーションが取りやすくなります。
「kudos」を正しく理解し、より円滑なコミュニケーションに活用しましょう。