世代別に見る、平均世帯年収
家庭の経済力に直結している、世帯収入。やはり、世帯年収が高ければ高いほど、さまざまなことにお金を使えたり、貯金に回したりできるので、生活が豊かなものになると考えられます。
また、世帯年収の平均を知ることで、日本の家庭の平均的な生活水準も把握できるのではないでしょうか?
そこで今回は、世帯年収の平均について、年代別にご紹介していきたいと思います。
世帯年収とは、家族の年収の合計
各年代の平均世帯年収について見ていく前に、そもそも世帯年収とは何なのか、考えていきましょう。
世帯年収とは、1世帯の総合的な年収を意味しています。一般的に言う年収は、個人の1年あたりの収入を意味しますが、世帯年収とはその家族1人1人の年収の合計の金額になります。
例えば、夫の年収が800万円、妻の年収が700万円、子供の年収が0円だった場合、その家族の世帯年収は1500万円ということになります。
単身者の場合は、その人の年収が世帯年収ということになります。例えば、その人の年収が400万円であれば、世帯年収も400万円ということになるのです。
全国の平均的な世帯年収
続いて、年代別の平均世帯年収を見ていく前に、日本の世帯全体の平均世帯年収についても把握しておきましょう。
「UPin(※1)」によると、2015年12月の日本全国の世帯年収の平均は、550万円(※1)だそうです。
また、高齢者世帯の場合は308万円(※1)、児童のいる世帯だと697万円(※1)、母子世帯で263万円(※1)となっています。
20代・30代・40代の平均的な世帯収年収
日本全体の平均世帯年収が550万円(※1)と分かったところで、今度は世代別の平均的な世帯年収について見ていきましょう。
20代・30代・40代では、それぞれの生活や家庭の環境なども大きく異なりますが、平均的な世帯年収も、世代別に異なるものなのでしょうか?
各世代の平均世帯年収から、年齢と収入の関係性などを見ていきましょう。
20代の平均世帯年収
「平均年収.JP(※2)」によると、20代の世帯年収は322万円(※2)だそうです。
日本全体の平均世帯年収が550万円(※1)であることを考えると、20代の世帯年収は低いことになります。
やはり、社会人として働き始めたばかりの方が多く、また年齢的にも単身者が多いことが影響しているのではないでしょうか?
とはいえ、20代の平均世帯年収は、徐々に上がってきているという見方もあるようです。20代の労働者に多い職種である、IT業界やクリエイティブ系の職業の賃金が、上昇傾向にあるためです。
30代の平均世帯年収
続いて、30代の平均世帯年収をご紹介していきます。
「平均年収.JP(※2)」によると、30代の平均世帯年収は464.6万円(※2)となっているそうです。
20代の平均世帯年収と比較すると、100万円以上も高くなっている30代の平均世帯年収。
社会人としての経験を積み、キャリアアップや昇給をした人もいるほか、徐々に結婚をする人が増え、共働きをしている世帯も増加したことが平均世帯年収増加の理由と考えられます。
40代の平均世帯年収
最後に、40代の平均世帯年収について考えていきたいと思います。
「平均年収.JP(※2)」のデータによると、40代の平均世帯年収は597.5万円(※2)でした。
30代の平均世帯年収と比べて、40代の平均世帯年収は100万円以上高くなっていますね。管理職などの就く人も出てくる40代は、30代と比較すると1人1人の年収も高くなっていると考えられます。共働きの世帯の夫婦が2人とも管理職に就いた場合、世帯年収が大幅に上がる可能性も。
このような背景から、40代の平均世帯年収は高額になっていると考えられます。
平均世帯年収は、年代によって変わる
いかがでしたでしょうか?今回は、平均世帯年収についてご紹介しました。年代別に見ると、やはり年齢が高くなるほど、平均世帯年収も高くなっていくことがわかりましたね。
基本的に、世帯年収が高くなると、生活の水準も高くなると考えられます。
しかし、30代・40代になると育児をする家庭も多くなり、学費などの出費が増える世帯も少なくないでしょう。
その為、世帯年収が増えたからといって生活水準も高くなるのかというと、それはまた別の問題のようです。
世帯年収は、日本全体の経済や景気の変化を知ることができるデータでもあります。今後も動向を追って、経済や景気がどのように動いているのか、こまめにチェックしてみてはいかがでしょうか?
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